問題
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長指伸筋腱外側にある原穴が所属するのはどれか。
1 .
膀胱経
2 .
腎経
3 .
胆経
4 .
脾経
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問31 )
正解は「胆経」です。
膀胱経は下腿後面を通って外果の後方から第5指外側を通り、原穴『京骨』は小指外転筋上に存在します。
腎経は下腿は後内側を上がり、原穴である『太谿』は長指屈筋(腱)、アキレス腱上に存在します。
胆経は下腿は腓骨の前を下り足背をめぐり、原穴である『丘墟』は長指伸筋腱外側の陥凹部に存在しますので、正答となります。
脾経は下腿は脛骨後縁にそって内側を上り、原穴である『太白』は母指外転筋(腱)・短母指屈筋(内側頭)上に存在します。
経脈の走行と筋の配置をしっかり関連付けましょう。
長指伸筋腱は、長指伸筋から移行する腱で、
第2〜5趾に付着しています。
また、原穴は、 元気(原気)が多く集まるところです。
膀胱経の原穴は、京骨です。
京骨は、足外側、
第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際にとります。
腎経の原穴は、太渓です。
太渓は、足関節後内側で、
内果尖とアキレス腱の間の陥凹部にとります。
胆経の原穴は、丘墟です。
丘墟は、足関節前外側、
長指伸筋腱外側の陥凹部で、
外果尖の前下方にとりますので、
これが正解となります。
脾経の原穴は、太白です。
太白は、足の内側、
第1中足指節関節の近位陥凹部で、
赤白肉際にとります。
経穴と解剖を関連させて把握していきましょう。
正解は「胆経」です。
膀胱経の原穴である京骨は短腓骨筋腱が支配しています。
腎経の原穴である太谿はアキレス腱、後脛骨筋腱、長趾屈筋腱が支配しています。
胆経の原穴である丘墟は伸筋支帯(長趾伸筋腱、長母趾伸筋腱、第3腓骨筋腱が通る)が支配しています。
脾経の原穴である太白は母趾外転筋が支配しています。