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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第26回(2018年) 午前 問12

問題

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あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、あん摩マッサージ指圧師免許の消極的要件に該当するのはどれか。
   1 .
懲役刑を受けた。
   2 .
文部科学大臣の認定した学校を卒業した。
   3 .
あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した。
   4 .
交通違反で反則金を支払った。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問12 )
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この過去問の解説 (3件)

1
欠格事由は以下のとおりです。
・心身の障害により業務を適切に行うことができない者
・麻薬、大麻又はあへん中毒者
・罰金刑以上の刑に処せられた者
・本業に関し犯罪又は不正の行為があった者


2.文部科学大臣の認定した学校を卒業した。
  認定校、養成施設の卒業は受験を受けるための必要要件になります。

3.あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した。
  合格することで初めて、免許を受けることができます。

4.交通違反で反則金を支払った。
  反則金処分では欠格事由にはなりません。
  ・反則金とは、交通反則通告制度に基づいた行政処分で、前科はつきません。(俗に言う青キップ)
  ・罰金刑とは、交通反則通告制度に基づいた刑事処分で、刑事処分の対象になります。(俗に言う赤キップ)

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0

一般的に、消極的要件とは、

要件を満たすことで法律の効果が発生することを妨げる

法律の要件のことをいいます。

あん摩マッサージ指圧師、はり師、

きゅう師等に関する法律(以下「法」)によると、

これらの免許の消極的要件は、

第3条に定められています。

選択肢1. 懲役刑を受けた。

「法」第3条の1によると、

罰金以上の刑に処せたれた者は、

免許を与えないことがある、と定められています。

懲役刑は、刑事事件における罰金以上の刑であり、

消極的要件に該当しますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 文部科学大臣の認定した学校を卒業した。

文部科学大臣の認定した学校を卒業することは、

消極的要件ではなく、積極的要件にあたります。

選択肢3. あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した。

あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格することは、

消極的要件ではなく、積極的要件にあたります。

選択肢4. 交通違反で反則金を支払った。

交通違反の反則金は、

刑法ではなく、道路交通法に基づくものであり、

消極的要件にはならないものと考えられます。

まとめ

積極的要件とは、

要件を満たすことで法律の効果が発生する

法律の要件のことをいいます。

0

消極的要件とは、やってはいけない事です。積極的要件は、やってもよい事となります。

あん摩マッサージ指圧師免許の消極的要件(欠格事由)は以下の4点です。

①心身の障害により業務を適正に行うことが出来ないもの

②麻薬、大麻、アヘンの中毒者

③罰金以上の刑に処せられた者

④あん摩マッサージ指圧の業務に関し、犯罪、又は、不正のあった者

選択肢1. 懲役刑を受けた。

正解です。

消極的要件(欠格事由)の③罰金以上の刑に処せられた者に該当します。

選択肢2. 文部科学大臣の認定した学校を卒業した。

間違いです。

消極的要件にはあたりません。

選択肢3. あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した。

間違いです。

消極的要件にはあたりません。

選択肢4. 交通違反で反則金を支払った。

間違いです。

消極的要件にはあたりません。

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