問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
交感神経節前ニューロンの細胞体があるのはどれか。
1 .
前角
2 .
側角
3 .
側索
4 .
後索
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問24 )
神経節は、ニューロンが交代するところです。
前角は、脊髄の灰白質のうち、前方の部分です。
運動ニューロンが存在します。
側角は、胸髄の中間質の外側にあり、
交感神経節前ニューロンが存在していますので、
これが正解であると考えられます。
側索は、 脊髄の白質のうち、外側にあたる左右の部分で、
運動系の下降経路や感覚系の上行経路があります。
後索は、脊髄の白質のうち、後側にあたる部分で、
感覚系の上行経路があります。
脳神経系の解剖生理について振り返っておきましょう。
自律神経のニューロン交代場所が神経節です。この神経節よりも中枢側が節前線維、末梢側が節後線維となります。
間違いです。
前角は、交感神経節前ニューロンではなく、運動ニューロンがあります。
正解です。
側角には、交感神経の節前線維があります。
間違いです。
側索には、交感神経節前ニューロンはありません。
側索は、外側脊髄視床路として上行し、温度覚と痛覚を大脳の体性感覚野へ伝えます。
下行路は、運動ニューロンの通り道で、延髄の錐体で交差した運動ニューロンが外側皮質脊髄路となり側索を通ります。
これは錐体側索路と呼ばれます。85%のニューロンが錐体で交差し、側索路を通ります。
一方、残りの15%は交差せず、前皮質脊髄路として前索を下行します。
間違いです。
後索には、交感神経節前ニューロンはありません。後索路として、深部感覚の上行路となります。