問題
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嗅上皮の存在部位はどれか。
1 .
鼻腔天井
2 .
中鼻甲介
3 .
鼻前庭
4 .
キーゼルバッハ部位
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問26 )
嗅上皮には、嗅細胞が存在しています。
鼻腔天井は、鼻腔内の上方にあたり、
嗅細胞が存在していますので、
これが正解であると考えられます。
中鼻甲介は、
息の流れや量を調節している部位のひとつです。
鼻前庭は、鼻腔のすぐ内側の部分です。
鼻毛と皮脂腺からの分泌液により
吸気に含まれるゴミを除去するはたらきがあります。
キーゼルバッハ部位は、
鼻中隔の前方にあります。
毛細血管が豊富で、出血しやすい部位です。
鼻の解剖生理について振り返っておきましょう。
鼻腔は、中心部の鼻中隔により左右に分けられていて、更に、上鼻甲介・中鼻甲介・下鼻甲介によって、上鼻道・中鼻道・下鼻道に分けられます。
正解です。
嗅上皮は、鼻腔天井にあります。嗅上皮には、嗅細胞が約4000万個存在していて、ここで匂いを感知しています。
因みに、犬の嗅上皮にある嗅細胞の数は、約2億2千万個だそうです。
間違いです。
中鼻甲介には、嗅上皮は存在しません。
間違いです。
鼻前庭には、嗅上皮は存在しません。外鼻孔から2㎝ほどが鼻前庭の部分で、皮膚により覆われています。
鼻前庭から奥が粘膜により覆われます。
間違いです。
キーゼルバッハ部位には、嗅上皮は存在しません。
キーゼルバッハ部位は、鼻中隔の前端部分にあり、ここには毛細血管が豊富に存在するために、鼻出血が起こる部位として有名です。