あん摩マッサージ指圧師の過去問 第26回(2018年) 午前 問43
この過去問の解説 (3件)
1.I型
I型アレルギーはB細胞がIgE抗体を産生することでおこるアレルギーです。
ヒスタミンが関与します。
気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、アナフィラキシーなどを引き起こします。
2.III型
III型アレルギーは抗体とIgE抗体が結合し形成される免疫複合体が過剰形成されることが起因となるアレルギーです。
関節リウマチ、急性糸球体腎炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、血清病などを引き起こします。
3.IV型
IV型アレルギーは遅延型アレルギーであり、T細胞が抗原に刺激されサイトカインを産生し、マクロファージが活性化され、炎症部の組織傷害が発生するアレルギーです。
ツベルクリン反応、接触性皮膚炎、移植免疫、ギラン・バレー症候群、シェーグレン症候群などを引き起こします。
・II型アレルギー
IgM,IgG抗体が細胞表面の抗原と結合し、直接自己の細胞が攻撃されてしまうことで発生するアレルギーです。
自己免疫性溶血性貧血、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、悪性貧血、橋本病などを引き起こします。
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患で、
自己免疫疾患のひとつでもあります。
Ⅰ型アレルギーは、
アレルゲンの侵入により作られたIgEによって生じます。
代表的疾患には、アレルギー性鼻炎や、蕁麻疹などがあります。
Ⅲ型アレルギーは、
抗原と抗体による免疫複合体が、血液を介して、
特定の組織に付着して生じます。
代表的疾患には、SLEや関節リウマチ、糸球体腎炎などがあります。
Ⅳ型アレルギーは、
抗体がTリンパ球に作用することで放出される
サイトカインによって生じます。
代表的疾患には、アレルギー性接触性皮膚炎などがあります。
Ⅴ型アレルギーは、細胞表面上にある、
ホルモンなどに対するレセプターに、
抗レセプター抗体が結合して生じます。
代表的疾患には、重症筋無力症やバセドウ病などがあり、
これが正解であると考えられます。
アレルギーの分類では、これらのほか、
Ⅱ型アレルギーがあります。
これは、抗原に反応して作られた抗体が
赤血球や白血球などを破壊するもので、
代表的疾患には、不適合輸血による溶血性貧血や、
血小板減少症などがあります。
正解は「V型」です。
間違いです。
Ⅰ型アレルギーとは、蕁麻疹、花粉症、結膜炎、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などの反応の速いIgE抗体によるアレルギーです。
間違いです。
Ⅲ型アレルギーとは、関節リウマチや、全身性エリテマトーデス、急性糸球体腎炎などの、免疫複合体型アレルギーです。
間違いです。
Ⅳ型アレルギーとは、血清病や、接触性皮膚炎、ツベルクリン反応など、細胞性免疫による遅延型のアレルギーです。
正解です
Ⅴ型アレルギーは、バセドウ病や重症筋無力症などを引き起こします。
Ⅱ型とよく似ている為、Ⅱ型に含まれる場合もあります。
Ⅱ型アレルギーとは、自己免疫性溶血性貧血や、特発性血小板減少性紫斑病、薬剤性溶血性貧血、血小板減少症など、補体やマクロファージの活性化による細胞障害です。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。