あん摩マッサージ指圧師の過去問 第27回(2019年) 午前 問3
この過去問の解説 (3件)
障害者基本法には、
全国民が、障害の有無にかかわらず、
基本的人権を享有し、
個人として尊重される
との理念が示されています。
バリアフリーは、
障害者らの生活上障壁となるものをなくし、
生活しやすくすることです。
ユニバーサルデザインは、
障害や年齢、国籍などにかかわらず
できるだけ多くの人が
利用しやすいように考えられたものです。
ノーマライゼーションは、障害があっても、
障害のない人と同様の生活を送ることができる
社会の実現を提唱していますので、
これが正解であると考えられます。
ソーシャルインクルージョンは、
あらゆる人々を、
社会の構成員として包み支え合うという理念です。
ノーマライゼーションは、1950年代に、
デンマークのバンクミケルセンにより提唱されました。
1.バリアフリーとは、障害のある人たちが社会生活をしていく上での障壁となるもの(バリア)を、除去する意味で用いられています。
住宅における階段や、手すりのない通路など、物理的な問題を除いていく考えとなります。
その他にも社会への参加を困難にしているもの、たとえば社会的・制度的・心理的な障壁の除去も視野に入れている考えです。
2.ユニバーサルデザインとは、障害の有無や年齢・性別・人種などの問題を含む、さまざまな人たちが利用しやすい都市・生活環境などを、デザインしていく考え方です。
3.ノーマライゼーションとは、障害をもつすべてのひとが、健常者と同じような生活パターンで、いっしょに暮らせる考えとなり、正答となります。
4.ソーシャルインクルージョンとは、全ての人たちに起りうる孤立・排除などを受けてしまうような摩擦を、社会が援助することで、健康的でかつ文化的な生活の実現が可能となり、また人と人のつながりから、社会の構成員として支援しあう考え方となります。
この思想は「障害者の権利宣言」の底流をなし、「完全参加と平等」をテーマとした国際障害者年(1981年)にも反映されました。
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