問題
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胸管について正しいのはどれか。
1 .
弁がみられる。
2 .
右の静脈角に注ぐ。
3 .
食道裂孔を通過する。
4 .
第 4 腰椎の高さで形成される。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問20 )
胸管は、リンパ管の本管で、
乳ビ層から、左静脈角までの部分を指します。
リンパ管には弁がみられますので、
これが正解であると考えられます。
胸管は、左静脈角に注ぎます。
右の静脈角に注ぐのは、
右リンパ本管です。
胸管は、大動脈裂孔を通過します。
食道裂孔を通過するのは、
食道と迷走神経です。
胸管は、第2腰椎の高さで形成される
乳ビ槽からはじまります。
第 4 腰椎の高さでは、
大動脈が左右の総腸骨動脈に分かれます。
リンパ管の分布や、リンパ組織など、
リンパ系について振り返っておきましょう。
胸管は、約40㎝の長さがあり、第2腰椎の高さで、腸リンパ管と腰リンパ管の合流部分である乳び槽から、脊柱に沿って上行し、第12胸椎の高さで大動脈裂孔を通り、左上半身のリンパを集めて、第6頸椎の高さで、左静脈角に合流するまでの部分をいいます。
リンパ管には弁があります。
左の静脈角に注ぎます。
大動脈裂孔を通ります。食道裂孔を通るのは、食道と迷走神経です。さらに大静脈孔には、下大静脈が通ります。
大動脈裂孔、食道裂孔、大静脈孔は、セットで覚えておくと良いでしょう。
胸管のはじまりは、乳び槽であり、第2腰椎の高さとなります。