問題
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潜函病の病因として適切なのはどれか。
1 .
酸素
2 .
窒素
3 .
一酸化炭素
4 .
二酸化炭素
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問38 )
潜函病は潜水作業等で生じる圧力の変動によって引き起こされる健康被害です。
圧力の変化によって 【窒素】が気体成分として出現してしまうことで血中に気泡が出来、さまざまな症状が現れてしまう疾患です。
潜函病は、潜水作業などに伴う
圧力の変動によって生じます。
酸素は、空気中に21%ほど含まれており、
生物に必要なエネルギーを得るために使われています。
窒素は、空気中に78%ほど含まれています。
急激な減圧により、
血液内などの窒素が飽和状態となり、
気泡化することによって生じる、
潜函病の原因となりますので、
これが正解であると考えられます。
一酸化炭素は、
不完全燃焼をおこすと発生します。
体内に入ると、
酸素よりもヘモグロビンと結合しやすいため、
一酸化炭素中毒の原因となります。
二酸化炭素は、有機物の燃焼により生じる気体で、
生物の呼吸でも排出されます。
潜函病の症状には、関節痛や筋肉痛、
めまいや意識障害などがあります。
正解は窒素です。
間違いです。
酸素は、潜函病の原因ではありません。
正解です。
窒素が、潜函病の原因となります。潜函病とは、気圧の高い場所から、急激に気圧の低い場所へ移動した場合に起こる急性の減圧症候群です。
スキューバーダイビング等でよく起こる症状で、血液中に溶け込んでいる窒素が血管内に気泡を発生させ、関節の痛みは皮膚のかゆみ、重症になると、痙攣や意識障害、チアノーゼなどの症状が現れます。
★炭酸飲料を開けた時に見られる現象と同じで、液体中に溶け込んだ炭酸が一気に噴き出すのに似ています。
間違いです。
一酸化炭素は、潜函病の原因ではありません。
間違いです。
二酸化炭素は、潜函病の原因ではありません。