問題
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小脳失調の特徴でないのはどれか。
1 .
測定障害
2 .
企図振戦
3 .
洗面現象
4 .
筋緊張低下
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問46 )
小脳は、大脳の下部で、脳幹の後側にあり、
身体の平衡感覚や眼球運動を調節しています。
測定障害は、手や足の運動を
目的のところで止めることができなくなる、
協調運動障害で、
小脳失調の特徴のひとつです。
企図振戦は、
意図的な動作の途中で生じる振戦で、
小脳失調の特徴のひとつです。
洗面現象は、
洗面時に目を閉じると体がふらつく現象で、
脊髄性の運動失調のひとつです。
小脳失調の特徴でないものを選びますので、
これが正解であると考えられます。
小脳失調では、筋緊張低下がみられます。
脊髄性の運動失調は、脊髄に異常があり、
位置覚や関節覚などの深部感覚が
障害されるために生じます。
小脳の障害では、
・言語障害
・平衡障害
・筋緊張低下
・眼振
・協調運動障害
・測定障害
などの症状が出現します。
間違いです。
測定障害とは、指鼻テストや、踵膝テストができない症状です。
小脳障害の特徴の一つとなります。
間違いです。
企図振戦は、何かを取ろうとしたり、動作の始まりや終わりに起こる振戦です。
小脳障害の特徴の一つとなります。
正解です。
洗面現象とは、顔を洗う時に目を閉じると、体がふらつく症状です。
脊髄癆における特徴的な症状の一つで、暗がりで転倒しやすいという特徴があります。
小脳障害の特徴とは一致しません。
間違いです。
筋緊張低下は、筋トーヌスが低下し筋肉の伸張による抵抗がほとんどなくなります。
小脳障害の特徴の一つとなります。