問題
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右季肋部痛をきたすのはどれか。
1 .
急性膵炎
2 .
心筋梗塞
3 .
急性虫垂炎
4 .
総胆管結石
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問50 )
右季肋は、右肋骨の下部を指します。
急性膵炎は、急性の膵臓の炎症です。
強い上腹部痛や背部痛、
吐き気や発熱などがみられます。
心筋梗塞は、
冠動脈の閉塞に伴う心筋の壊死を生じる疾患です。
急な強い胸痛や、冷汗、吐き気などがみられます。
急性虫垂炎は、虫垂に生じる急性の炎症です。
心窩部にあった痛みが、
右下腹部へと移っていくほか、
発熱などがみられます。
総胆管結石では、
肝臓から十二指腸に続く総胆管に胆石ができます。
心窩部から右季肋部にかけて、疝痛と呼ばれる、
周期的で強い痛みを伴うことがありますので、
これが正解であると考えられます。
右季肋部には、肝臓や胆嚢などがあります。
正解は「総胆管結石」です。
間違いです。
急性膵炎は、心窩部痛の原因となります。
間違いです。
心筋梗塞は、前胸部痛の原因となります。
間違いです。
急性虫垂炎は、右下腹部痛の原因となります。
正解です。
総胆管結石は、右季肋部痛の原因となります。
右季肋部痛は胆石症の所見であり、胆石の場所により、胆のう結石、総胆管結石、肝内結石に、分けられます。