あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問5
この過去問の解説 (3件)
この問題は複数の回答があります。
1 .消毒は、接触感染や経口感染などの感染経路を予防するもので、正答となります。
2 .健康増進は、危険因子の除去・軽減、抵抗力の増大などによって、疾病を未然に防ぐ方策であり、感染経路への予防策と限定したものではありません。
3 .予防接種は、一次予防に属するもので、感染性の危険因子を宿主への抵抗を付与することで防ぐもので、感染経路の対策ではありません。
4 .マスクの使用は、飛沫感染に対する予防となるため、正答となります。
感染症は、病原体、感染経路、宿主の三つの要因が揃うことで感染します。
感染対策の原則は、これら三つの要因への対策と、病原体を「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」ことです。
特に感染経路の遮断は、感染防止対策のために重要となります。
(本問は、複数回答となります。)
正解です。流水による手洗いや手指消毒は、感染経路対策として有効です。
誤りです。健康増進そのものについては、感染経路対策とはなりません。
誤りです。予防接種は、病気に罹らないようにするためには有効ですが、直接的な感染経路対策にはなりません。
正しいです。マスクの使用は、自分自身の感染予防と、咳やくしゃみなどが出ているときの飛沫感染の拡大防止に有効です。
正解は1と4です。
感染経路とは、空気感染、接触感染、飛沫感染などにより、宿主から被感染者へと伝播する道筋を指します。
1、消毒
ウイルスなどが付着した手や物を消毒することで、そこから新しい宿主へウイルスなどが渡ることを防ぎます。伝播の阻止を図っているので、これが正解です。
2、健康増進
自身の免疫力を高め、体内に入ったウイルスなどを撃退しやすくすることにつながります。
3、予防接種
事前に予防したいウイルスなどに対する抗体を作り、実際に罹っても症状を軽く、早くに撃退できるよう、自身の免疫を準備するのに有効です。
4、マスクの使用
空気中に浮遊するウイルスなどの吸い込みを予防し、会話中などに自身から発せられる飛沫を遮断する役目があります。伝播の阻止を図っているので、これが正解です。
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