あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問10
この過去問の解説 (3件)
正解は1です。
1、死産率
「出生・死亡・婚姻・離婚・死産」の5種類ある「人口動態事象」の調査で集められた数値から人口動態統計が作成されます。人口動態統計は、人口の動向を明らかにするものであり、死産率もこれに含まれます。
2、受療率
受療率は、怪我や病気の有無に関わらず、病院、一般診療所及び歯科診療所に、調査日である1日のうちに訪れた患者数を10万対で表した数値です。
3、有訴者率
現在通院しているかに限らず、怪我や病気の自覚がある患者数を1千人対で表した数値です。
国民生活基礎調査で示される数値の一つでもあります。
4、通院者率
怪我や病気で、現在通院している患者数を1千人対で表した数値です。
国民生活基礎調査で示される数値の一つでもあります。
*国民生活基礎調査は厚生労働省が行う、国民の生活における基礎である「医療・保険・所得・年金・福祉」を世帯ごとに調査したものです。主に行政の企画運営のための基礎資料となります。
人口動態調査は、厚生労働省が行う全数調査です。人口動態調査票には、以下の5種類があります。
・出生票
・死亡票
・死産票
・婚姻票
・離婚票
正解です。死産率は、人口動態統計に含まれます。
受療率とは、調査日当日に病院等で治療を受けた患者数と、人口10万人あたりの比率のことです。
有訴者率とは、病気や怪我等の自覚症状を持つ者(有訴者)と、人口1,000人あたりの比率のことです。
通院者率とは、傷病で通院している者と、人口1,000人あたりの比率のことです。
人口動態統計は人口の加減を集約したもので、以下5事象があたります。
・出生
・死亡
・死産
・結婚
・離婚
1 .死産率は、人口動態統計であり正答となります。
2 .受療率は、調査日当日の受診した患者の全国推計数を求める、国民生活基礎調査によるもので、静態統計です。
3 .有訴者率は、病気やけが等で自覚症状のある者のことをいい、国民生活基礎調査によるもので、静態統計です。
4 .通院者率は、 傷病で通院している者の統計をとる国民生活基礎調査の項目であり、静態統計です。
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