問題
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血圧を上昇させるのはどれか。
1 .
心房性ナトリウム利尿ペプチド
2 .
ノルアドレナリン
3 .
オキシトシン
4 .
メラトニン
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問27 )
正解は2です。
1、心房性ナトリウム利尿ペプチドは、利尿作用、末梢血管拡張作用のあるホルモンで、血圧降下の作用を持ちます。
2、ノルアドレナリンは、交感神経の伝達物質の一つであり、副腎皮質からはホルモンとしても分泌されます。
強いストレスや刺激が加わると放出され、交感神経の活性化により血圧上昇の作用も働きます。
3、オキシトシンは、陣痛や母乳の分泌などを促進するホルモンです。精神的な安心感に大きく関わるホルモンであり、血圧降下の作用を持ちます。
4、メラトニンは、睡眠促進作用のあるホルモンであり、光刺激で抑制し、夜間に分泌されます。睡眠導入に伴い血圧降下の作用を持ちます。
1 .心房性ナトリウム利尿ペプチドは、心臓より分泌され、ナトリウムイオンの排出を促進させると同時に末梢の毛細血管を拡張させ、血圧を下げます。
2 .ノルアドレナリンは、副腎髄質から分泌され、闘争・防衛行動に都合の良い様な身体の状態となり、血圧は上昇するため正答となります。
3 .オキシトシンは、下垂体後葉から分泌され、子宮の収縮や射乳に働きます。
オキシトシンは安らいでいる時、つまり副交感神経が優位の時に多く分泌されます。
副交感神経優位の際には血圧は下降します。
4 .メラトニンは、松果体から分泌され概日リズムの調節を行っています。
メラトニンには、夜間の血圧を下げる作用があることがわかっています。