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二級ボイラー技士の過去問 平成27年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問21

問題

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[ 設定等 ]
燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。
   1 .
組成を示すときに、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。
   2 .
液体燃料に小火炎を近づけたとき瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度を引火点という。
   3 .
液体燃料及び固体燃料の発熱量の単位は、通常、MJ/kgで表す。
   4 .
低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいう。
   5 .
高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる炭素の割合によって決まる。
( 二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問21 )
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この過去問の解説 (3件)

76
1. 正しいです。液体燃料及び固体燃料には炭素、水素、窒素、硫黄の元素分析が、気体燃料には一般成分分析法や特殊成分分析法が用いられます。

2. 正しいです。引火点は「小火炎を近づけたとき瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度」のことです。これに対し、「燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める温度」を着火温度といいます。

3. 正しいです。発熱量の単位はMJ/kg(1kgあたりのメガジュール)で表されます。

4. 正しいです。「低発熱量=高発熱量ー水蒸気の凝縮潜熱 × 水蒸気量」という式で表されます。熱量計では高発熱量を測定しますが、それから水蒸気の凝縮潜熱を引いた値が低発熱量(真発熱量)になります。

5. 誤っています。「4」で説明した通り、水蒸気の凝縮潜熱の量によって決まります。

付箋メモを残すことが出来ます。
28
正答は「5」です。

この設問では、燃料の分析及び性質について問われています。
各設問について説明致します。

1.燃料の分析は固体では元素分析と工業分析、液体は元素分析、気体では成分分析が用いられます。

2.液体燃料に着火源を近づけて燃え始める最低の温度を「引火点」
  よく似た「着火点(着火温度)」という言葉もありますが、これは燃料を加温して自発的に燃え始める温度のことです。

3.液体燃料と固体燃料は単位質量あたりの熱量と定義されており、単位はMJ/kgです。
  気体燃料は単位容積あたりの熱量と定義されており、単位はMJ/m3となります。

4.高発熱量(総発熱量)は、燃料を燃焼させたときの発熱量で、熱量計で測定されるのはこちらになります。
  低発熱量(真発熱量)は、高発熱量から水の蒸発潜熱を差し引いたものになります。

5.4.で説明したとおり、高発熱量から水の蒸発潜熱を差し引いたものが低発熱量になります。
  炭素含有量の差ではありません。

以上の説明により、選択肢5が誤りであることがわかります。

正答は「5」です。

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1.正しいです。燃料の分析法と測定の方法として、液体燃料,固体燃料は元素分析、気体燃料は成分分析となっています。

2.正しいです。液体燃料を加熱すると可燃性の蒸気を発生し、その蒸気に小火炎を近づけると、光を放って燃え始めます。その最低温度が引火点です。

3.正しいです。質量1kgの燃料が完全燃焼したときに生じる熱量[J]で表されます。

4.正しいです。"低発熱量=高発熱量-水蒸気の潜熱"という式で表されます。

5.誤っています。4.で説明した通り、水蒸気の潜熱が高発熱量と低発熱量の差分になります。

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