正解は 「スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。」 です。
スートは英語で すす を、ブローは英語で 吹き飛ばす を意味します。
湿っているとすすが取れないため、蒸気はドレンを抜き乾燥したものを用います。
燃焼量が低いと消火する恐れがあるため、燃焼量が高い時に行います。
一箇所に長く吹き付けるとボイラーが破損する恐れがあります。
スートブローを行うと伝熱面がきれいになり、熱伝達しやすくなります。煙道ガスの温度や通風損失を測定して、スートブローの効果を確かめます。
誤っているものは「スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。」です。
正解です。
記載の通りです。スートブローは主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行います。
正解です。
スートブローの蒸気はドレンを抜き乾燥したものを用います。乾いていない状態だと、液体中に含まれる硫黄分などで腐食を発生させる可能性があります。
誤っています。
スートブローは、最大負荷量よりやや低い状態のときに行います。火が消える恐れがあるからです。
正解です。
スートブローは、一箇所に長く吹きつけないようにして行います。破損につながります。
正解です。
スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
設問は、ボイラーのスートブローについて問われています。
スートブローの「スート」とは「すす」のことです。（日本語では「すす吹き」）
以下に、選択肢ごとに説明します。
スートブローの主たる目的は、ボイラの水管外面などに付着するすすの除去です。
スートブローに使う蒸気は、ドレンを抜いた乾き蒸気を用います。
スートブローは、燃焼量の高い状態、最大蒸発量近くのときに行います。
スートブローが原因となる蒸発量の低下が起こり得るからです。
スートブローは、一箇所に長く吹きつけないようにして行います。
燃焼熱が当たっているところと、蒸気が当たっているところの温度差による熱ひずみで、ボイラが破損しかねません。
スートブローを行ったときは、効果を確認するために、煙道ガスの温度や通風損失を測定します。
以上の説明から、選択肢「スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。」が誤っていることがわかります。
