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二級ボイラー技士の過去問 令和2年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問13

問題

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ボイラーにキャリオーバが発生する原因となる場合として、誤っているものは次のうちどれか。
   1 .
高水位である。
   2 .
主蒸気弁を急に開く。
   3 .
蒸気負荷が過小である。
   4 .
ボイラー水が過度に濃縮されている。
   5 .
ボイラー水に油脂分が多く含まれている。
( 二級ボイラー技士試験 令和2年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問13 )
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この過去問の解説 (3件)

47
正答は「3」です。

設問は、ボイラにキャリオーバが発生する原因について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ボイラ水位が高水位であると、水位が蒸気取り出し口に近いため、水滴と蒸気が混入してキャリオーバに至ります。

 2.主蒸気弁を急に開くと、ボイラ内の急激な圧力低下によりボイラ水が過度に沸騰するため、プライミングを起こしてキャリオーバに至ります。

 3.蒸気負荷が過大であると、ボイラ水が激しく沸騰した状態となるため、プライミングを起こしてキャリオーバに至ります。
   過小であっても、キャリオーバになる原因とはなりえません。

 4.ボイラ水が過度に濃縮されていると、不純物濃度が増えてフォーミングが起こりやすくなり、キャリオーバに至ります。

 5.ボイラ水に油脂分が多く含まれていると、フォーミングが起こりやすくなり、キャリオーバに至ります。

以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。

正答は「3」です。

付箋メモを残すことが出来ます。
17

正解は3です。

キャリオーバとは、ボイラー水や溶解している固形物が蒸気に混じってボイラー外へ持ち出される現象のことです。

ボイラー内の水面が泡立ち、泡の層が形成される「フォーミング」と、ボイラー水が激しく沸騰したり、水面から絶えず水滴が飛散する「プライミング」などがあります。

1. 正しい。高水位の場合、ボイラー水と蒸気が混合した状態でボイラー外に送気される可能性が増加します。

2. 正しい。主蒸気弁を急に開くと、ボイラーの内圧が急低下し、水中で多量の気泡が発生して水位が上昇します。よく振った炭酸水のペットボトルを急に開封するのと同じようなイメージです。

3. 誤り。キャリオーバは蒸気負荷が過大な場合に発生しやすいです。

4. 正しい。ボイラー水が過度に濃縮されていたり、油脂分や不純物を多く含んでいる場合は、キャリオーバが発生しやすいです。

5. 正しい。4で述べた通りです。

10

正解は「3」です。

キャリオーバに関する問題です。

キャリオーバについて

ドラムおよび本体内の飽和水が発泡し,その飛沫が飽和蒸気に混入し,蒸気の純度を低下させる現象です。

主な原因として,「水位が高い」「水質管理不足」「油脂類の混入」「汽水分離器等の不良」が挙げられます。

蒸気負荷が過大な状態では飽和水が濃縮され,水質が悪化する傾向にあり,キャリオーバが発生する原因になります。よって,3の記述が誤りとなります。

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