賃貸不動産経営管理士の過去問 令和2年度（2020年） 問18

正解　2

肢ア　誤り
「新築」とは、建築後1年未満であり、かつ居住の用に供されたことがないものをいいます。（不動産の表示に関する公正競争規約　表示規則第18条）

肢イ　正しい
「マンション」とは、鉄筋コンクリート造りその他堅固な建物であって、一棟の建物が、共用部分を除き、構造上、数個の部分に区画され、各部分がそれぞれ独立して居住の用に供されるものをいうとされています。（不動産の表示に関する公正競争規約　表示規則第3条）

肢ウ　誤り
自転車による所要時間は、道路距離を明示して走行に通常要する時間を表示するという規則がありますが、本選択肢のように「道路距離250mにつき1分間を要するものとして」といった具体的な数値は定められていません。（不動産の表示に関する公正競争規約　表示規則第10条）

肢エ　正しい
面積はメートル法により表示しなければならず、1㎡未満の数値は、切り捨てて表示することができます。（不動産の表示に関する公正競争規約　表示規則第10条）

＜正解＞　2

＜解説＞

ア．【誤り】

「新築」とは、建築後1年未満、かつ、未入居のことをいいます。

よって「建築後1年未満であることをいう。」とする本肢は誤りです。

イ．【正しい】

記載の通りです。「マンション」とは、鉄筋コンクリート造りその他堅固な建物であって、一棟の建物が、共用部分を除き、構造上、数個の部分に区画され、各部分がそれぞれ独立して居住の用に供されるものをいいます。

ウ．【誤り】

自転車による所要時間は、道路距離を明示して走行に通常要する時間を表示するという規則がありますが、明確な数値の規定はありません。

よって「道路距離250mにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示する。」とする本肢は誤りです。

エ．【正しい】

記載の通りです。面積は、メートル法により表示し、1m²未満の数値は、切り捨てて表示することができます。

正解は2です。

1→【誤り】建築後1年未満であっても、人が住んだことのある物件は新築と表示することはできません。

2→【正しい】「マンション」とは、鉄筋コンクリート造りその他堅固な建物であって、一棟の建物が、共用部分を除き、構造上、数個の部分に区画され、各部分がそれぞれ独立して居住の用に供されるものをいいます。

3→【誤り】自転車による所要時間は、道路距離を明示して走行に通常要する時間を表示する為、問題文のような算出方法で表示はしません。

4→【正しい】記載のとおりです。面積は、メートル法により表示し、1m²未満の数値は、切り捨てて表示することができます。