正解は 2 です。
「血清アルブミン」は肝臓で合成される「タンパク質」です。血液中に存在し、肝硬変など肝臓になんらかの異常があると数値が下がります。
1: 「尿酸」とは、体内にある「プリン体」を代謝した結果生じるものです。通常尿酸の生産と排泄はほぼ等しいのですが、なんらかの要因で尿酸が生産過多になった場合、血中に溶けにくい尿酸がたまり結晶化します。それが痛風です。
3: 「LDL」とは肝臓で生成されたコレステロールを各臓器へと運ぶ機能のあるリポたんぱくのことです。他にも体内での振る舞いの違いごとに「HDL」と「VLDL」というものがあります。
また、コレステロールとはヒトの細胞膜に広く分布する「脂質」です。
このコレステロールを運ぶリポたんぱくの中で「LDL」の振る舞いは、血管内にコレステロールを置き去りにしてしまうことがあり、それが動脈硬化の原因となります。この振る舞いから「LDLコレステロール」は悪玉コレステロールとも呼ばれます。
4: 「ヘモグロビン」は血中に含まれる「たんぱく質」の一種です。もっとも有名な機能は酸素と結合して体中に酸素を行き渡らせることです。
このヘモグロビンですが、他にも特徴があります。それは血中の「ブドウ糖」と結びつくということです。このブドウ糖の量を血糖値といい、高血糖状態が続くとこのヘモグロビンと結びつくブドウ糖の量が増えていきます。場合によっては糖尿病の発見につながります。