正解は(2)です。
ビタミンは食物に存在する物質で、体内で物質の代謝など重要なはたらきをします。
ビタミンは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。
・水溶性ビタミンは、水に溶けやすいビタミンで、その性質から使われないものは体内に貯蔵されずに尿と一緒に排出されます。
【ビタミンB(B1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸)、ビタミンC】があります。主な欠乏症についてあげます。
①ビタミンB1は脚気がおこります。
②ビタミンB2は口唇炎や口角炎、舌炎がおこります。
③ビタミンB6は皮膚炎やかぶれがおこります。
④ビタミンB12は巨赤芽球性の悪性貧血がおこります。
⑤葉酸は
⑥ナイアシンは皮膚炎がおこります。
⑦ビオチンは皮膚炎などがおこります。
⑧パントテン酸は脂質の代謝をすため、栄養障害などがおこります。
⑨ビタミンCは壊血病や脱毛がおこります。
・脂溶性ビタミンは、脂肪に溶けやすいビタミンで、脂肪組織や肝臓などに貯蔵されます。尿によって排出されません。
【ビタミンA、D、E、K】があります。主な欠乏症についてあげます。
①ビタミンAは網膜のはたらきに関係しているため、欠乏すると夜盲症になります。また、β-カロテンは体内でビタミンAが不足すると、ビタミンAに変化する性質があります。
②ビタミンDはくる病や骨軟化症になります。
③ビタミンEは高い抗酸化作用をもつため、欠乏することで体内の活性酸素が増えるため疲れやすくなり、貧血や運動失調、脂肪吸収障害になります。
④ビタミンKは血液凝固の過程で必要なもので、出血しやすくなったり、血液凝固に異常をきたします。
(1)ビタミンAは欠乏により夜盲症を起こします。
(2)問題はこれが正解です。β-カロテンはビタミンAに変化します。β-カロテンは主に緑黄色野菜に含まれています。
(3)ビタミンEは高い抗酸化作用をもっています。
(4)ビタミンKは血液凝固に必要です。