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調理師の過去問 平成29年度 食品衛生学 問28

問題

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食物から感染する寄生虫と宿主の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
   1 .
《 寄生虫 》トキソプラズマ ―― 《 宿主 》ブタ
   2 .
《 寄生虫 》無鉤条虫    ―― 《 宿主 》クマ
   3 .
《 寄生虫 》旋毛虫     ―― 《 宿主 》ニワトリ
   4 .
《 寄生虫 》エキノコックス ―― 《 宿主 》ウシ
( 調理師試験 平成29年度 食品衛生学 問28 )
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この過去問の解説 (3件)

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(1)○ トキソプラズマは加熱が十分でない食肉(羊肉、豚肉、鹿肉など)、猫の糞便に由来する経口感染が多いとされています。

妊婦が感染した場合、胎盤を通じて胎児が感染してしまうこともあり、注意が必要です。

(2)× 無鉤条虫は牛を宿主とする寄生虫です。

(3)× 旋毛虫はブタ、イノシシ、クマ、セイウチなどに寄生しています。よく加熱されていない感染肉を食べることで発症します。

(4)× エキノコックスは狐や犬などのイヌ科をはじめとする肉食動物の糞便由来で経口感染します。

付箋メモを残すことが出来ます。
18
1 . 《 寄生虫 》トキソプラズマ ―― 《 宿主 》ブタ
が正解です。

トキソプラズマは、ほとんどのほ乳類・鳥類に感染する可能性がある原虫です。
ヒトは、加熱が十分でない食肉(特にブタ)やネコの糞便からの感染が起こりやすいことが、よく知られています。
特に妊娠中の感染は胎児に重篤な影響を及ぼしやすいため、感染には注意が必要だと呼びかけられています。ぜひ覚えておきたいです。


(2) × 無鉤条虫は、ウシの筋肉に寄生します。
加熱が不十分な食肉を食べた時に、腹痛や下痢などの軽い症状を起こすことがありますが、ヒトの体には寄生しません。

(3)× 旋毛虫は、ブタやクマのほか、ウマやシカを食べることで感染症がみられるぎょう虫です。
加熱が不十分な食肉を食べた時に感染しやすく、感染後に筋肉痛、顔のむくみ、発熱などを起こすことがあります。
旋毛虫が筋肉に潜り込むと、寄生が起こった部分の炎症が起こります。

(4)× エキノコックスは、キタキツネや犬の糞便から検出されることのある条虫です。
国内では、主に北海道で発見されます。
ヒトはめったに発症しませんが、もし感染すると、何年か無症状の状態が続いた後に肝臓や肺などに症状があらわれ、進行すると死に至る場合があります。

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正解は1 . 《 寄生虫 》トキソプラズマ ―― 《 宿主 》ブタです。

2 . 《 寄生虫 》無鉤条虫    ―― 《 宿主 》クマではなく、ウシです。

3 . 《 寄生虫 》旋毛虫     ―― 《 宿主 》ニワトリではなく、クマです。

4 . 《 寄生虫 》エキノコックス ―― 《 宿主 》ウシではなく、キタキツネです。

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