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中小企業診断士の過去問 平成27年度(2015年) 経営法務 問5

問題

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以下の会話は、中小企業診断士であるあなたとX株式会社(以下「X社」という。)の代表取締役甲氏との間で行われたものである。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。

甲氏:「今度、当社で開発した新製品aの販売を計画しています。そこで、卸売業者との間で締結する継続的な売買基本契約の内容を検討しています。ちょっと見てもらってもいいですか。売主が当社で、買主が卸売業者になります。」
あなた:「分かりました。あれ、『買主は、売主が指定した価格で商品を小売業者に転売するものとする。』という条項が定められていますね。」
甲氏:「何か問題がありますか。」
あなた:「こうした条項を定めることは、[ A ]のうちの再販売価格の拘束に当たり、独占禁止法上、原則として違法となるとされていたはずです。」
甲氏:「そうなんですか。」
あなた:「ええ。他にも、卸売業者に対して、aと競合する商品の購入を禁止したり、X社が事前に同意していない小売業者への転売を禁止したりすると、[ A ]に該当する可能性があります。」
甲氏:「知りませんでした。[ A ]に該当するとどのような処分を受けるのですか。」
あなた:「例えば、公正取引委員会から[ B ]を受ける場合があります。ただ、[ A ]に該当する可能性のある条項でも場合によっては定めることができたと思います。詳しいことは弁護士の先生に相談してみてはどうでしょうか。」

会話の中の空欄[ A ]に入る語句として最も適切なものはどれか。
   1 .
抱き合わせ販売
   2 .
不公正な取引方法
   3 .
不当な取引制限
   4 .
優越的地位の濫用
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営法務 平成27年度(2015年) 問5 )
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この過去問の解説 (2件)

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本問の内容は「再販売価格の拘束」に該当し、独占禁止法上「不公正な取引方法」に該当します。

そのため項番2が正解となります。

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1

独占禁止法に関する問題です。

空欄Aのすぐ後ろに「再販売価格の拘束に当たり」とあり、今回の場合では買主が自由に販売価格を決めることができないことが分かります。

以上から、「不公正な取引方法」が正解の選択肢となります。

選択肢1. 抱き合わせ販売

複数の商品の組み合わせでしか購入できないようにすることを指すため、不適切です。

選択肢2. 不公正な取引方法

正解の選択肢となります。

選択肢3. 不当な取引制限

複数の事業者が事前に話し合い、商品価格や販売数量に制限を加えることにより、公正な競争を妨げることを指すため、不適切です。

選択肢4. 優越的地位の濫用

自らの有利な立場を利用して、取引業者に無理矢理返品を受け付けさせるなどの行為を指すため、不適切です。

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