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中小企業診断士の過去問 平成28年度(2016年) 経営情報システム 問2

問題

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最近では液晶パネルが様々な種類のコンピュータ用ディスプレイやスマートフォン等に使用されている。液晶パネルには動作原理が異なる数種類の製品があり、その選択に当たっては、業務における利用目的に合った画面の表示能力や描画速度を有しているか等に注意を払わなければならない。特に商品の写真や動画を扱う場合などは、正確な色を再現することができる特性を備えた製品を選択する必要がある。
液晶パネルに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

液晶パネルでは、電荷を与えて液晶の並びを変化させることで光の( A )を変えているので、正面以外の角度からパネルを見ると正しい色や輝度が表現できず画面が見にくいが、この特性を改良した製品も販売されている。
液晶パネルの中で、( B )方式のパネルは、比較的応答速度が速く、光漏れが少ないので黒がはっきりと表現できるが、正面以外の角度からは見にくい。
一方、( C )方式のパネルは正面以外の角度からの見え方が比較的良好で色の再現性は良いが、光漏れの発生度合いが大きくコントラスト比を高くしにくく、応答速度の高速化も難しい。
液晶ディスプレイは色強度、コントラストなどが調整できるようになっているが、商品の写真や動画などの色を正確に表現するためには、( D )を考慮した調整が可能なカラーマネジメント機能を備えたものを使用する必要がある。
   1 .
A:透過率  B:IPS  C:TN   D:カラーバランス
   2 .
A:透過率  B:TN   C:IPS  D:色温度
   3 .
A:反射率  B:TN   C:VA   D:カラーバランス
   4 .
A:反射率  B:VA   C:TN   D:色温度
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成28年度(2016年) 問2 )
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この過去問の解説 (2件)

3

【正解2】

[A]透過率

液晶パネルでは、電荷を与えて液晶の並びを変化させることで光の「透過率」を変えています。

[B]TN

液晶パネルの駆動方式はTN方式、VA方式、IPS方式の3種類あり、比較的応答速度が速く、光漏れが少ないので黒がはっきりと表現できるものの、正面以外の角度からは見にくいものは「TN方式」です。

[C]IPS

IPS方式のパネルは、正面以外の角度からの見え方が比較的良好で色の再現性は良いですが、光漏れの発生度合いが大きくコントラスト比を高くしにくく、応答速度の高速化も難しくなっています。

[D]色温度

液晶ディスプレイは色強度、コントラストなどが調整できるようになっていますが、商品の写真や動画などの色を正確に表現するためには、「色温度」を考慮した調整が可能なカラーマネジメント機能を備えたものを使用する必要があります。

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1

難易度の高い問題のため、正答できなくても止むを得ない問題ですが、空欄AやDから選択肢を絞り込むことは可能と思われます。

空欄A

液晶パネルでは、電荷を与えて液晶の並びを変化させることで光の( A )を変えているので、正面以外の角度からパネルを見ると正しい色や輝度が表現できず画面が見にくいが、この特性を改良した製品も販売されている。

光の( A )を変えることにより画面上に色や文字を反映させているということです。

選択肢には「透過率」と「反射率」の2つが与えられていますが、反射させてしまうと画面上に色や文字が反映されないため、「透過率」が正しいです。

空欄D

商品の写真や動画などの色を正確に表現するためには、( D )を考慮した調整が可能なカラーマネジメント機能を備えたものを使用する必要がある。

→選択肢には「カラーバランス」と「色温度」の2つが与えられていますが、どちらとも判断しづらく空欄Aよりは難しいと思われます。ここでは「色を正確に表現する」という記述から「色温度」が適切となります。

したがって、「A:透過率 B:TN  C:IPS D:色温度」の組み合わせが正解の選択肢となります。

なお、「色温度」は運営管理の店舗販売管理でも問われる可能性がありますが、頻繁に出題されるわけではないため、学習の優先度は低いです。

選択肢1. A:透過率  B:IPS  C:TN   D:カラーバランス

A以外が誤りです。

選択肢2. A:透過率  B:TN   C:IPS  D:色温度

正解の選択肢となります。

選択肢3. A:反射率  B:TN   C:VA   D:カラーバランス

B以外が誤りです。

選択肢4. A:反射率  B:VA   C:TN   D:色温度

D以外が誤りです。

まとめ

【一次試験を突破した、元受験生からのアドバイス】

本試験では、このような多くの受験生がお手上げの難問も出題されますが、その際に自分はどのように対処するかを事前に決めておきましょう。(「事前に」が大事です)

捨て問として適当にマークするのもアリですし、1分だけ使って何とか正答の糸口を見つけ出そうと試みるアプローチもアリです。

※分からないからといって、マークしないで試験を終えることは絶対にしないで下さい。

4択もしくは5択で適当にマークしたら正解した、というのは確率的にはあり得る(20~25%の確率で正解する)ので、正解/不正解はあくまで確率論です。

正解しても「たまたま」であり、再現性がなく、ご自身の実力で正解したのではありません。

ただ単に「運が良かった」というだけです(運が強い、ということも立派ではありますが)。

どのようなアプローチが「正しい」「間違っている」という判断基準はありません。

良くないのは、本試験の時にパニックになって冷静さを失い、得点できる他の問題でもミスを犯してしまうような行動に陥ることです。

事前に対処方法を決めておくことで冷静さを保ち、他の問題(や科目)に影響しないようにしておくことが肝要です。

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中小企業診断士一次試験の合格基準は、科目合格60点です。40点落としても合格できます。

午前中に行われる60分の試験は25マーク各4点での構成が多く、難問といえども4点落とすのはダメージが大きいと心配する人もいると思いますが、このような難問が10問出題されることはありません(あるとすれば、正答できる受験生が少なすぎて試験後に得点調整が行われると思います。平成30年度の経営法務がその例だと考えられます)。

科目合格する人は取るべき問題で確実に正答し、取りこぼしが少ないから合格できるのです。

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