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中小企業診断士の過去問 令和元年度(2019年) 財務・会計 問12

問題

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当社の貸借対照表および損益計算書は以下のとおりであった。下記の設問に答えよ。

20X1年から20X2年の総資本営業利益率の変化とその要因に関する記述として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
   1 .
総資本営業利益率は上昇したが、その要因は売上高営業利益率の上昇である。
   2 .
総資本営業利益率は上昇したが、その要因は総資本回転率の上昇である。
   3 .
総資本営業利益率は低下したが、その要因は売上高営業利益率の低下である。
   4 .
総資本営業利益率は低下したが、その要因は総資本回転率の低下である。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和元年度(2019年) 問12 )
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この過去問の解説 (2件)

2

総資本営業利益率の変化を分析する問題です。

総資本営業利益率の計算式は以下の通りです。

総資本営業利益率 = 営業利益 / 総資本 × 100%

また、この式は以下のようにも展開されます。

総資本営業利益率 = 営業利益 / 総資本 × 100% = 売上高 / 総資本 × 営業利益 / 売上高 × 100%

「売上高 / 総資本」の計算式を総資本回転率、「営業利益 / 売上高」を売上高営業利益率と言います。

この方法を利用して総資本営業利益率の変化の要因を分析します。

①20X1年

 総資本回転率 = 128,000 / 160,000 = 0.8

売上高営業利益率 = 16,000 / 128,000 = 0.125

総資本営業利益率 = 0.8 × 0.125 × 100% = 10%

②20X2年

 総資本回転率 = 210,000 / 200,000 = 1.05(前年比UP)

売上高営業利益率 = 21,000 / 210,000 = 0.1(前年比DOWN)

総資本営業利益率 = 1.05 × 0.1 × 100% = 10.5%(前年比UP)

以上から、総資本営業利益率は前年比UP、その要因は総資本回転率の改善のためということがわかります。

選択肢1. 総資本営業利益率は上昇したが、その要因は売上高営業利益率の上昇である。

総資本営業利益率上昇の要因は総資本回転率の上昇のためですので誤りです。

選択肢2. 総資本営業利益率は上昇したが、その要因は総資本回転率の上昇である。

正解です。

選択肢3. 総資本営業利益率は低下したが、その要因は売上高営業利益率の低下である。

総資本営業利益率は上昇しているので誤りです。

選択肢4. 総資本営業利益率は低下したが、その要因は総資本回転率の低下である。

総資本営業利益率は上昇しているので誤りです。

まとめ

総資本営業利益率に関する問題でした。財務諸比率の計算はいくつかありますが、重要なものから優先して覚えましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
2
正解は2です。

総資本営業利益率に関する問題です。

総資本営業利益率は、売上高営業利益率×総資本回転率で計算されます。

総資本営業利益率は20X1年10%→20X2年10.5%に上昇しました。その要因は総資本回転率が0.8回→1.05回に上昇したためです。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記より適切ではありません。

2→上記より適切です。

3→上記より適切ではありません。

4→上記より適切ではありません。

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