問題
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
正解は3です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→生産量がQ1のとき、点Eの場合と比べて、消費者余剰が四角形P1FEP0の分だけ少なくなります。
2→生産量がQ1のとき、点Eの場合と比べて、生産者余剰は四角形P1FJP0の分だけ多くなり、三角形JEGの分だけ少なくなりますが、総余剰では三角形FEGの分だけ少なくなります。
3→適切です。生産量がQ2のとき、点Eの場合と比べて、消費者余剰は四角形P0EIP2の分だけ多くなりますが、総余剰では三角形EHIの分だけ少なくなります。
4→生産量がQ2のとき、点Eの場合と比べて、生産者余剰が(四角形P0EGP2+三角形GHI)の分だけ少なくなります。
余剰分析に関する問題です。
選択肢の内容毎に検討していきます。
①生産量がQ1のとき、消費者が支払ってもよいと考える価格はP1となることから、この点における消費者余剰は三角形AFP1になります。生産量Q0のときの消費者余剰は三角形AEP0ですから、四角形P1FEP0の分だけ少なくなります。
②生産量がQ1のとき、生産者余剰は、生産量Q0のときの生産者余剰である三角形P0EBに対して四角形P1FJP0の分だけ増えるとともに、三角形JEGの分だけ少なくなります。また総余剰は三角形EFGの分だけ少なくなります。
③生産量がQ2のとき、生産量Q0の場合と比べて、消費者余剰は四角形P0EIP2の分だけ多くなるが、総余剰では三角形EHIだけ少なくなるので、資源配分は非効率的になります。
④生産量がQ2のとき、生産量Q0の場合と比べて、生産者余剰が四角形P0EGP2+ 三角形GHIの分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になります。
冒頭の説明より誤りです。
冒頭の説明より誤りです。
正解です。
冒頭の説明より誤りです。
余剰分析に関する問題でした。グラフの見方に慣れておきましょう。