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中小企業診断士の過去問 令和2年度(2020年) 財務・会計 問4

問題

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B社は、定時株主総会において、繰越利益剰余金を原資として6,000千円の配当を行うことを決議した。なお、配当を行う前の資本金は18,000千円、資本準備金は1,000千円、利益準備金は3,000千円であった。
このとき、積み立てるべき法定準備金として、最も適切なものはどれか。
   1 .
資本準備金:100千円  利益準備金:300千円
   2 .
資本準備金:100千円  利益準備金:600千円
   3 .
利益準備金:500千円
   4 .
利益準備金:600千円
( 中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和2年度(2020年) 問4 )
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この過去問の解説 (2件)

18

剰余金による配当に関する問題です。

繰越利益剰余金を原資として配当を行うとあります。

この場合、利益剰余金に積み立てます

その他資本剰余金を原資とする場合、資本準備金に積み立てます。

積立金額については以下のルールによって積立額が決まります。

配当を行う場合、資本金の1/4まで法定準備金(利益準備金・資本準備金)を積み立てる必要があります。

準備金が1/4に達していない場合、以下のどちらから低い方が積立額となります。

・資本金×1/4 -(法定準備金)

・配当×1/10

本文の場合、積み立てる金額は500千円となります。

1. 間違い

  資本準備金が含まれており上記の理由から間違いです。

2. 間違い

  資本準備金が含まれており上記の理由から間違いです。

3. 正解

  資本金 18,000千円×1/4-(資本準備金1,000千円+利益準備金3,000千円)=500千円

4. 間違い

  配当 6,000千円×1/10=600千円 

  上記の理由から設問3の500千円が必要な積立額となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

法定準備金の積み立てに関する問題です。法定準備金とは、会社法の規定により会社が積立を求められる準備金で、資本準備金と利益準備金の2種類があります。会社が配当金の支払いを行う場合、資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の1/4に達するまで、配当金の1/10を利益準備金に積み立てる必要があります(資本金の額の1/4に達する場合は達するまでの金額)。

上記の内容にもとづき、選択肢の内容を確認します。

・配当前の段階の資本準備金と利益準備金の合計額・・・1,000 + 3,000 = 4,000千円

・資本金の額・・・18,000千円、したがってその1/4は4,500千円

・配当金の額・・・6,000千円、したがってその1/10は600千円

資本金の額の1/4になるまで積み立てることになるので、4,500 - 4,000 = 500千円(< 600千円)

選択肢1. 資本準備金:100千円  利益準備金:300千円

資本準備金に積み立てることはないので誤りです。

選択肢2. 資本準備金:100千円  利益準備金:600千円

資本準備金に積み立てることはないので誤りです。

選択肢3. 利益準備金:500千円

正解です。

選択肢4. 利益準備金:600千円

資本金の額の1/4に達するまで積み立てればよいので、誤りです。

まとめ

法定準備金の積み立てに関する問題でした。少し応用的な問題ですが、本問を繰り返し解答して内容を押さえましょう。

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