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中小企業診断士の過去問 令和3年度(2021年) 財務・会計 問18

問題

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当社はある機械の導入の可否を検討している。この機械の導入により、年間の税引前キャッシュフローが2,000万円増加する。また、この機械の年間減価償却費は900万円である。
実効税率を30%とするとき、年間の税引後キャッシュフローはいくらになるか。最も適切なものを選べ。
   1 .
870万円
   2 .
1,100万円
   3 .
1,670万円
   4 .
2,030万円
( 中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和3年度(2021年) 問18 )
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この過去問の解説 (2件)

13

設備投資におけるキャッシュフローについての問題です。

増加するキャッシュフローは、2,000万円です。

実効税率が30%ですので、その分を差し引い分が手元に残るキャッシュです。

2,000万円×(1ー0.3)=1,400万

次に、減価償却費は非キャッシュ費用です。

減価償却による節税効果分を足し戻します。

900万円×0.3=270万

1,400万円+270万円=1,670万円

よって、正解は3

付箋メモを残すことが出来ます。
4

【基礎知識】

当計算はある設備投資をキャッシュフローの側面から経済効果を検証するものの一部である1年を切り出してキャッシュフローを計算しています。

全体(複数年度)のキャッシュの動きを含めて考えたいと思います。

例)5年のある投資を考える。

初年度:機械を年度末に1000万円の現金で購入する。 キャッシュの動き ▲1000万円

2~5年目:税引き前キャッシュフローが2,000万円増加。減価償却費900万円。実効税率30%

→キャッシュの動き キャッシュフロー(売上など)が2000万円増加で+2000万円。ただし、30%は税金になるため、1400万円のキャッシュの増加。減価償却費はキャッシュの出入りはないが、900万円の費用計上で税金の支払いが抑えれるため、900万円×30%=270万円がキャッシュ増加。よって、この年は1400万円+270万円=1670万円のキャッシュ増加。

よって初年度       ▲1000万円

2~5年(4年分) +1670万円×4=+6680万円

合計        +5680万円のキャッシュの増加

となります。

減価償却費はキャッシュを法人税の節税効果という形で生み出します。

【選択肢評価】

基礎知識の2~5年目の計算参照。答えは1670万円です。

選択肢1. 870万円

上記説明より、不適切です。

選択肢2. 1,100万円

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 1,670万円

正解です。

選択肢4. 2,030万円

上記説明より、不適切です。

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