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第三種電気主任技術者の過去問 平成29年度(2017年) 電力 問29

問題

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次の文章は、変圧器のY-Y結線方式の特徴に関する記述である。

一般に、変圧器のY-Y結線は、一次、二次側の中性点を接地でき、1線地絡などの故障に伴い発生する(ア)の抑制、電線路及び機器の絶縁レベルの低減、地絡故障時の(イ)の確実な動作による電線路や機器の保護等、多くの利点がある。
一方、相電圧は(ウ)を含むひずみ波形となるため、中性点を接地すると(ウ)電流が線路の静電容量を介して大地に流れることから、通信線への(エ)障害の原因となる等の欠点がある。このため、(オ)による三次巻線を設けて、これらの欠点を解消する必要がある。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
(ア)異常電流  (イ)避雷器    (ウ)第二調波  (エ)静電誘導  (オ)Δ結線
   2 .
(ア)異常電圧  (イ)保護リレー  (ウ)第三調波  (エ)電磁誘導  (オ)Y結線
   3 .
(ア)異常電圧  (イ)保護リレー  (ウ)第三調波  (エ)電磁誘導  (オ)Δ結線
   4 .
(ア)異常電圧  (イ)避雷器    (ウ)第三調波  (エ)電磁誘導  (オ)Δ結線
   5 .
(ア)異常電流  (イ)保護リレー  (ウ)第二調波  (エ)静電誘導  (オ)Y結線
( 第三種 電気主任技術者試験 平成29年度(2017年) 電力 問29 )
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この過去問の解説 (2件)

1

Y-Y結線方式の特徴に関する問題です。

電線路に地絡が発生すると健全相で異常に大きな電圧が発生してしまいます。中性点を接地すれば、これを抑制することができます。

よって(ア)には「異常電圧」が入ります。

中性点を接地すれば、地絡時に多くの電流が流れることになるので、保護リレーが動作する確実性が高まります。

よって(イ)には「保護リレー」が入ります。

避雷器は、雷などで発生する高電圧から機器を保護するものです。

Δ結線では、第三調波が結線内を循環するので外部への影響は無視できますが、Y結線では無視できません。

そこで、第三調波対策としてΔ結線による三次巻線を設けることがあります。

よって(ウ)には「第三調波」、(オ)には「Δ結線」が入ります。

静電誘導障害は、主に大きな電圧によって起こり、電磁誘導障害は主に電流によって起こります。

(エ)では第三調波電流による障害について述べているので、「電磁誘導」が入ります。

選択肢3. (ア)異常電圧  (イ)保護リレー  (ウ)第三調波  (エ)電磁誘導  (オ)Δ結線

よって、こちらが正解となります。

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0
一般に、変圧器のY‐Y結線は、一次、二次側の中性点を接地でき、1線地絡などの故障に伴い発生する異常電圧の抑制、電線路及び機器の絶縁レベルの低減、地絡故障時の保護リレーの確実な動作による電線路や機器の保護等、多くの利点があります。

相電圧は第三調波を含むひずみ波形となるため、地絡事故時、通信線への電磁誘導障害の原因となる等の欠点があります。
このため、Δ結線による三次巻線を設けて、これらの欠点を解消しています。

以上により、選択肢【3】が正解となります。

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