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第三種電気主任技術者の過去問 令和3年度(2021年) 機械 問46

問題

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次の文章は、誘導電動機の分類における、固定子と回転子に関する事項に関する記述である。

a.固定子の分類
三相交流を三相巻線に流すと( ア )磁界が発生する。この磁界で運転される誘導電動機を三相誘導電動機という。一方、単相交流では( イ )磁界が発生する。この( イ )磁界は、正逆両方向の( ア )磁界が合成されたものと説明される。したがって、コンデンサ始動形単相誘導電動機では、コンデンサで位相を進めた電流を始動巻線に短時間流すことによって始動トルクの発生と回転方向の決定が行われる。
b.回転子の分類
巻線形誘導電動機では、回転子溝に巻線を納め、その巻線を( ウ )とブラシを介して外部抵抗回路に接続し、( エ )電流を変化させて特性制御を行う。かご形誘導電動機では、回転子溝に導体棒を納め、( オ )に導体棒を接続する。

上記の記述中の空白箇所( ア )〜( オ )に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
ア:回転  イ:交番  ウ:スリップリング  エ:二次  オ:端絡環
   2 .
ア:交番  イ:回転  ウ:整流子      エ:二次  オ:継鉄
   3 .
ア:交番  イ:回転  ウ:スリップリング  エ:一次  オ:継鉄
   4 .
ア:回転  イ:交番  ウ:整流子      エ:一次  オ:端絡環
   5 .
ア:交番  イ:固定  ウ:スリップリング  エ:二次  オ:継鉄
( 第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 機械 問46 )
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この過去問の解説 (2件)

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(ア)三相交流を三相巻線に流すと【回転】磁界が発生します。

(イ)一方、単相交流では【交番】磁界が発生します。交番磁界とは、時間とともに大きさと方向が変化する磁界のことで、導体に交流電流を流すと発生します。

この交番磁界の組み合わせが回転磁界になります。

(ウ)巻線形誘導電動機では、巻線を【スリップリング】とブラシを介して外部抵抗回路に接続しています。

回転子に納まった巻線をそのまま外部に接続すると、からまったり断線したりしてしまうので、そうならないための工夫です。

(エ)巻線形誘導電動機では、外部の【二次】電流を変化させて特性制御を行っています。

(オ)かご形誘導電動機では、回転子溝に導体棒を納め、【端絡環】に導体棒を接続しています。

以上より、【ア:回転 イ:交番 ウ:スリップリング エ:二次 オ:端絡環】となります。

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三相交流を三相巻線に流すと「回転磁界」が発生します。

一方、単相交流では交互にS極とN極が入れ替わる「交番磁界」が発生します。

スリップリング・・・静止体と回転体を電気的に接続するもの

整流子・・・回転子に流す電流の方向を切り替えるためのもの

なので、誘導電動機で使用されるのは「スリップリング」です。

スリップリングにより、回転側(二次側)に外部抵抗が接続される形になるため、「二次側」の電流が変化します。

かご形誘導電動機では回転し溝に導体棒をおさめ「短絡環」で導体棒同士を接続します。

よって1が正解です。

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