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1級電気工事施工管理技士の過去問 平成30年度(2018年) (旧)平成30年度 問27

問題

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配電系統に発生する電圧フリッカの抑制対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1 .
発生源への供給を専用の変圧器から行う。
   2 .
電線を太線化して電源側インピーダンスを低減する。
   3 .
発生源の電源側に自動電圧調整器(SVR)を施設する。
   4 .
発生源への供給を短絡容量の大きい電源系統から行う。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問27 )
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この過去問の解説 (3件)

30
正解は、3 です。

電圧フリッカとは、大容量の設備のオン・オフが繰り返されることから電圧の変動が生じ照明などがチラつく現象のことです。

発生源となるアーク溶接機などへの電力供給を、別の変圧器から行なうことや、短絡容量の大きい電源系統から行なうことは、改善に役立ちます。

また電線を太線化し電源側のインピーダンスを下げることで、瞬間的に負荷が大きくなった時の電圧降下を減らすのも有効です。

しかしSVRは、配電線路全体の電圧調整を変圧器のタップを自動的に切り替えるものであり、フリッカのような瞬間的な変動に対応することはできません。

付箋メモを残すことが出来ます。
26
正解は3です。

1.専用の変圧器により電圧フリッカを抑制しています。

2.電線を太くすることで線路抵抗が小さくなり、電圧変動も小さくなるため電圧フリッカが起きにくくなります。

3.SVRでは急峻な電圧変動(フリッカ)の対策はできません。
従って、3が不適切です。

4.容量が大きいということは、線路リアクタンスが小さいということなので、電圧変動も小さくなります。

4

配電系統に発生する電圧フリッカの抑制対策に関する問題です。

フリッカ現象は、配電線の負荷が急変し、負荷電流による電圧降下が起こり、電圧が変動する現象です。フリッカの発生源は、圧延機、大型アーク炉、スポット溶接機などです。

選択肢1. 発生源への供給を専用の変圧器から行う。

変動負荷を専用線か専用変圧器で供給し、一般負荷とは別系統として変動が波及しないようにします。

選択肢2. 電線を太線化して電源側インピーダンスを低減する。

供給電源線を太くし、系統インピーダンスを低下させます。

選択肢3. 発生源の電源側に自動電圧調整器(SVR)を施設する。

×

電源側に直列コンデンサ、負荷側に静止型無効電力補償装置(SVC)を設置します。

なお、SVRでの電圧調整は、変電所出口から末端までの配電線路途中に設置し、電圧変化が大きい所では複数台設置します。しかし、フリッカは数秒ごとに電圧変動が起こるため、SVRでの電圧調整は難しいでしょう。

選択肢4. 発生源への供給を短絡容量の大きい電源系統から行う。

変動負荷を電源短絡容量の大きい母線に接続することで、系統インピーダンスが小さくなります。

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