問題
ただし、高圧側の電路と低圧側の電路との混触時、高圧電路には3秒で自動的に遮断する装置が施設されているものとする。
「電気設備の技術基準とその解釈」から、高圧受電設備に設ける変圧器の高圧側電路の1線地絡したとき、変圧器の B 種接地工事の接地抵抗を求める問題です。
B種接地工事は次のように規定されています。
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接地工事を施す 変圧器の高圧側か特別高圧側電路と 接地抵抗値(Ω)
変圧器の種類 低圧側電路の混触で、低圧電路の
対地電圧が150Vを超えた場合、
自動的に高圧か特別高圧の電路を
遮断する装置を設ける場合の
遮断時間
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下記以外の場合 150/Ig
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高圧か35,000V 1秒を超え2秒以下 300/Ig
以下の特別高圧 ――――――――――――――――――――――
の電路と低圧電路 1秒以下 600/Ig
を結合するもの
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Ig は、1線地絡電流 [A]
問題より、「高圧電路には3秒で自動的に遮断する装置が施設」とあり、低圧電路と混触時には対地電圧が150 Vを超えるため、表の下記以外の場合に該当します。
接地抵抗値 = 150/Ig =150/10 =15 [Ω]
〇
正解です。解説どおりの計算結果です。
×
誤りです。遮断時間を1秒を超え2秒以下と誤った計算結果です。
×
誤りです。遮断時間を1秒以下と誤った計算結果です。
×
誤りです。D種接地工事の接地抵抗値です。