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1級電気工事施工管理技士の過去問 令和元年度(2019年) 午後 ロ 問76

問題

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高圧受電設備の絶縁耐力試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
試験実施の前後に絶縁抵抗測定を行い、絶縁抵抗が規定値以上であることを確認した。
   2 .
試験実施の前に、計器用変成器の二次側の接地を外していることを確認した。
   3 .
試験電圧の半分ぐらいまでは徐々に昇圧し、検電器で機器に電圧が印加されていることを確認したのち、試験電圧まで昇圧した。
   4 .
試験終了後、電圧を零に降圧して電源を切り、検電して無電圧であることを確認してから接地し、残留電荷を放電した。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 ロ 問76 )
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この過去問の解説 (2件)

17
正解は【2】です。

接地されている事を確認しなければなりませんので、
不適当です。

【1】
耐圧試験前後の絶縁測定を行います。

【3】
検電器で確認を行いながら、徐々に試験電圧まで上昇させます。

【4】
正しい手順です。
残留電荷がありますので、接地放電を行います。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

高圧受電設備の絶縁耐力試験に関する問題です。

絶縁耐力試験の目的は、高圧および特別高圧の電路・回転機・整流器・変圧器などの電路や器具の電路が絶縁耐力を有しているかを、規定の試験電圧を規定時間かけて耐えることを確認します。

選択肢が、試験の順序に則しているため、解説では、試験の順序を書いていき、選択肢との違いが分かるようにします。

試験を始める前の次を確認します。

(a) 変圧器や高圧計器用変圧器の二次側の接地を確認します

(b) 印加電圧に耐えられない機器の切り離しと端子の短絡をします。

(c) 避雷器は試験回路から取り外します。

(d) 切り離した機器の復旧と端子短絡の解除します。

試験開始

➀ 被試験機器の絶縁階級と印加電圧を確認します。

② 検電器で無電圧であることを確認します。

③ 絶縁抵抗を測定します

④ 規定電圧の 1/2 で電流値を確認し、異常のないことを確認します

⑤ 規定の電圧まで徐々に規定値まで昇圧し、昇圧後時間を測定します。

⑥ 規定の時間が経過した後、電圧を徐々に下げて、最低まで来てから電源を切ります。

⑦ 充電部を接地して放電し、検電器で無電圧を確認します。

⑧ 絶縁抵抗を測定します

試験終了です。

選択肢1. 試験実施の前後に絶縁抵抗測定を行い、絶縁抵抗が規定値以上であることを確認した。

解説の ③ と ⑧ に当たります。

選択肢2. 試験実施の前に、計器用変成器の二次側の接地を外していることを確認した。

×

計器用変成器の二次側の接地がされていることを、試験前に確認します。

もし接地されていないとき、変成器に異常があれば、高電圧で破壊します。

解説の (a) に当たります。

「計器用変成器の二次側の接地を外している」は誤りです

選択肢3. 試験電圧の半分ぐらいまでは徐々に昇圧し、検電器で機器に電圧が印加されていることを確認したのち、試験電圧まで昇圧した。

解説の ④ ⑤ に当たります。

選択肢4. 試験終了後、電圧を零に降圧して電源を切り、検電して無電圧であることを確認してから接地し、残留電荷を放電した。

解説の ⑥ ⑦ に当たります。

ただし、無電圧を確認してから、接地して残留電荷を放電した、は誤りに近いです

本来は、電源を切ってから、接地して充電部の残留電荷を放電し、電圧を計ってないことを確認してから検査終了とします。

選択肢文では、接地して残留電荷を放電して終了になっていますが、放電後に、再度電圧測定し、無電圧を確認すべきです。完全に放電されていないことも考えられますから。

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