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1級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年) 午前 イ 問7

問題

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変圧器の励磁突入電流に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1 .
励磁突入電流はひずみ波形であり、高調波を多く含み、特に第3調波の含有率が最も高い。
   2 .
励磁突入電流の継続時間は、変圧器回路のインダクタンスと抵抗により決まり、大容量器ほど長い。
   3 .
励磁突入電流は、電圧を印加した直後に過渡的に流れる電流で、定格電流より大きい。
   4 .
励磁突入電流は、変圧器の保護に用いられる比率差動継電器の誤動作の原因となる場合がある。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 イ 問7 )
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この過去問の解説 (4件)

10

変圧器に電圧を印加した直後に、大電流が流れることを励磁突入電流と言います。

その電流には第2調波が多く含まれています。

だから励磁突入電流はひずみ波形ではない。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

励磁突入電流はひずみ波形ではない。

3

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

励磁突入電流は、電圧を印加した時に過渡的に流れる大きな電流であり、大容量器のほうが回路の抵抗値は低減し、その分、継続時間は長くなります。また、高調波含有率が高いのは第2調波であり、比率作動リレーが誤動作する場合があるため、第2調波ロック方式が一般的に採用されています。

選択肢1. 励磁突入電流はひずみ波形であり、高調波を多く含み、特に第3調波の含有率が最も高い。

不適切です。

選択肢2. 励磁突入電流の継続時間は、変圧器回路のインダクタンスと抵抗により決まり、大容量器ほど長い。

適切です。

選択肢3. 励磁突入電流は、電圧を印加した直後に過渡的に流れる電流で、定格電流より大きい。

適切です。

選択肢4. 励磁突入電流は、変圧器の保護に用いられる比率差動継電器の誤動作の原因となる場合がある。

適切です。

2

変圧器に電源に投入したときに、鉄心の磁気飽和現象により、過渡的な大電流が流れ、この電流を励磁突入電流といいます。鉄心内の磁束は印加電圧に応じて変化し、鉄心内に残留磁束がない場合、電圧を投入した瞬間に、最初の 1 サイクル間に鉄心内の磁束が通常の最大 2 倍になり、過渡的に大きな電流が流れます。

このような、変圧器の励磁突入電流に関する問題です。

選択肢1. 励磁突入電流はひずみ波形であり、高調波を多く含み、特に第3調波の含有率が最も高い。

× 誤りです。

励磁突入電流はひずみ波形であり、高調波を多く含み、特に第二調波成分を多く含みます。

「特に第3調波の含有率が最も高い」は誤りです。

選択肢2. 励磁突入電流の継続時間は、変圧器回路のインダクタンスと抵抗により決まり、大容量器ほど長い。

〇 正しいです。

励磁突入電流の継続時間は、回路のインダクタンスと抵抗によって変わります。

選択肢3. 励磁突入電流は、電圧を印加した直後に過渡的に流れる電流で、定格電流より大きい。

〇 正しいです。

残留磁束があって、投入電圧による磁束の変化の方向が重なると、突入電流が大きくなります。励磁突入電流の大きさは、定格の10倍以上となる場合があります。

選択肢4. 励磁突入電流は、変圧器の保護に用いられる比率差動継電器の誤動作の原因となる場合がある。

〇 正しいです。

大きい突入電流によって、比率差動継電器が誤動作する原因となります。

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