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1級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問24

問題

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地中送電線路における電力ケーブルの常時許容電流を増大させる方法に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1 .
ケーブルのシース回路損を低くする。
   2 .
誘電正接の小さい絶縁体を使用する。
   3 .
ケーブルを冷却する。
   4 .
比誘電率の大きい絶縁体を使用する。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問24 )
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この過去問の解説 (4件)

18

ケーブル絶縁体の誘電率と誘電正接との積に比例して誘電体損は大きくなるため、誘電率及び誘電正接の小さい絶縁体を採用します。

A:(4)

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4

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

比誘電率が大きいほど誘電率が高く、電荷をためやすくなるため、比誘電率の小さい絶縁体を使用します。

選択肢1. ケーブルのシース回路損を低くする。

適当です。

選択肢2. 誘電正接の小さい絶縁体を使用する。

適当です。

選択肢3. ケーブルを冷却する。

適当です。

選択肢4. 比誘電率の大きい絶縁体を使用する。

不適当です。

4

地中送電線路における電力ケーブルの常時許容電流を増大させる方法に関する問題です。

常時の許容電流を増加させる方法には、ケーブルの温度上昇を抑えることがあります。

選択肢1. ケーブルのシース回路損を低くする。

〇 正しいです。

ケーブルの絶縁退部の外側を巻いている金属製シースを流れる電流には、循環電流と渦電流があり、損失を起こします。

シース損の少ないケーブルを選ぶことが1つの方法です。

選択肢2. 誘電正接の小さい絶縁体を使用する。

〇 正しいです。

絶縁物の特性を向上させて誘電損を少なくすることで、許容電流が増加します。

誘電損は、誘電正接ですので、誘電正接の小さい絶縁体を使用します。

選択肢3. ケーブルを冷却する。

〇 正しいです。

ケーブル相互の間隔を広くしたり、共同溝内の空気を冷やして規定温度を低くするなどの方法で、ケーブルが冷却します。

選択肢4. 比誘電率の大きい絶縁体を使用する。

× 誤りです。

ケーブルの許容電流は、抵抗損と誘電体損の合計が熱流となることです。誘電体損は、誘電率×誘電正接で表されるため、誘電率を下げることで、誘電体損が低下し、許容電流が減少します

「比誘電率の大きい絶縁体」誤りで、比誘電率の小さい絶縁体を使用します。

3

地中送電線路における電力ケーブルの常時許容電流を増大させる方法に関する問題です。

選択肢1. ケーブルのシース回路損を低くする。

〇 正しいです。

シース内でのエネルギー損失を小さくすれば、その分、許容電流を大きく

できます。

選択肢2. 誘電正接の小さい絶縁体を使用する。

〇 正しいです。

誘電正接は、誘電体内のエネルギー損失に係る指数です。

誘電正接を小さくすれば、誘電体内のエネルギー損失が小さくなり、

その分、許容電流を大きくできます。

選択肢3. ケーブルを冷却する。

〇 正しいです。

ケーブルの許容電流は、温度上昇によって決まるため、

冷却する事は有効です。

選択肢4. 比誘電率の大きい絶縁体を使用する。

✕ 誤りです。

比誘電率の大きな絶縁体は、エネルギ―損失が大きくなります。

その分、許容電流は小さくなってしまいます。

まとめ

地中送電線路における電力ケーブルの常時許容電流を増大させるには、

絶縁体内でのエネルギー損失を小さくし、ケーブルの温度上昇を抑える

ことが重要です。

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