1級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年) 午後 ロ 問66
この過去問の解説 (3件)
1 .標準的な工事の進捗度は、工期の初期と後期では早く、中間では遅くなる。
標準的な工事、例えば建物建築工事では、工事の初期は基礎工事など進捗が上がらないことが一般的で、中間期の躯体工事では、コンクリート工事などで短期間で進捗があがります。そして、後期では内装工事や細かい工事で、中間期ほど進捗は急に伸びません。
なお、進捗の計上は、現場に資材が入った段階や、施工が完了した段階で、所要の工事費を積み上げることが一般的です。
よって正解は1で、「初期と後期では遅く、中間では早くなる」が正解です。
進度曲線(Sチャート)のグラフ式工程表は、各作業の進捗状況を把握しやすいのが特徴です。また、作業間の関連性もわかるので、それぞれの作業の遅延、他の作業の進捗への影響も理解しやすい。一方で、ガンチャート工程表やバーチャート工程表に比べて表が複雑なので、慣れるまでは作成に時間がかかる恐れがあります。
進度曲線(Sチャート)を用いた工程管理に関する問題です。
× 誤りです。
標準的な工事進捗は、工期の初期と工期では遅く、中間で速くなります、このときの進度曲線は S に似ているため、Sカーブと呼ばれます。
したがって、「工期の初期と後期では早く、中間では遅くなる」は誤りです。
〇 正しいです。
予定進捗度曲線は、労働力の施工速度に影響されるため、労働力等の平均施工速度を基礎として作成されます。
〇 正しいです。
実施累積値が計画累積値の下側にある場合は、計画より実績が遅いことになるため、工程が遅れていると判断できます。
〇 正しいです。
予定震度曲線は、労働力の平均施工速度を基本としているため、工事条件や管理条件が標準的ではないことが多く、労働力の平均施工速度も前後します。
その結果、実施進捗度は予定よりズレるため、ズレの大きさを管理するために、許容できる限度を決めて、ズレが許容より大きくなるときの許容を上方許容限界曲線に、ズレが許容より小さくなるときの許容を下方許容限界曲線を設けて管理します。
進度曲線(Sチャート)を用いた工程管理に関する問題です。
✕ 誤りです。
進度曲線は、一般的には、Sの字を横にしたような図形になります。
工期の初期と後期では、曲線の傾きが緩く、中間部では傾きが大きくなります。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
実際の工事では、予定した進捗のとおりに進まないことが多々あるため、
上方許容限界曲線と下方許容限界曲線を設けて、その範囲内に収まるように管理します。
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