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1級電気工事施工管理技士の過去問 令和3年度(2021年) 午後 ハ 問77

問題

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新幹線鉄道における架空単線式の電車線に関する記述として、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令及び同省令等の解釈基準」上、不適当なものはどれか。
   1 .
本線の電車線は、公称断面積110mm2の溝付硬銅線とした。
   2 .
本線の電車線に自動張力調整装置を設けた。
   3 .
電車線の高さは、レール面上5mを標準とした。
   4 .
電車線の偏いは、レール面に垂直に軌道中心面から350mmとした。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 ハ 問77 )
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この過去問の解説 (3件)

8

偏いとは、一方へかたよること。電車線の偏いとは、軌道中心からの左右の変化で、電車線を左右に振ることで、パンダグラフの一か所が集中的に損耗することを防いでいます。

鉄道に関する技術上の基準を定める省令及び同省令等の解釈基準によると、

偏いは、250mm以内(新幹線は300mm以内)が正しいとされています。

第Ⅵ章 電気設備

Ⅵ-1 第41条(電車線路等の施設等)関係

22 架空単線式の電車線の偏いは、集電装置にパンタグラフを使用する区間においては、レール面に垂直の軌道中心面から250ミリメートル以内(新幹線にあっては、300ミリメートル以内)とすること。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

架空単線式の電車線に関する技術基準に関する問題です。

選択肢1. 本線の電車線は、公称断面積110mm2の溝付硬銅線とした。

〇 正しいです。

トロリ線に公称断面積が 85 mm2 以上の溝付硬銅線が用いられています。新幹線では、 110 mm2 が費用するよう規定されています。

なお、トロリ線の性能は、高い導電率、耐熱性、耐摩耗性、耐候性、耐食性、強度が必要で、公称断面積が 85 mm2 以上の溝付硬銅線が、選定されています。

選択肢2. 本線の電車線に自動張力調整装置を設けた。

〇 正しいです。

トロリ線の摩耗防止には、トロリ線の張力を一定に保つことが必要で、そのために自動張力調整装置は使用されます

選択肢3. 電車線の高さは、レール面上5mを標準とした。

〇 正しいです。

普通鉄道の架空電線式の電車線のレール面からの高さは、 5 m を標準としています。新幹線では、電車線の高さはレール面上 5 mを標準とし、4.8 m 以上と規定されています。

選択肢4. 電車線の偏いは、レール面に垂直に軌道中心面から350mmとした。

× 誤りです。

偏位は、トロリ線のレールの中心からの片寄りです。左右の偏位は曲線と強風時の車両やトロリ線の揺れを勘案して、左右それぞれ 250 mmを最大と規定し、新幹線の場合は、300 mm以内と規定されています。

したがって、350 mmは誤りです

0

新幹線鉄道における架空単線式の電車線に関する問題です。

選択肢1. 本線の電車線は、公称断面積110mm2の溝付硬銅線とした。

〇 正しいです。

鉄道に関する技術上の基準を定める省令及び同省令等の解釈基準によります。

選択肢2. 本線の電車線に自動張力調整装置を設けた。

〇 正しいです。

安定走行の為には、本線の張力を一定に保つ必要があります。

選択肢3. 電車線の高さは、レール面上5mを標準とした。

〇 正しいです。

新幹線の場合、5mを標準とし、4.8m以上となっています。

選択肢4. 電車線の偏いは、レール面に垂直に軌道中心面から350mmとした。

✕ 誤りです。

安定走行の為に、電車線が中心からぶれないことが重要です。

ぶれ幅は、普通鉄道で左右250mm、新幹線で左右300mmです。

まとめ

普通鉄道と新幹線では規格がちがうため、注意が必要です。

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