ネットワーク工程表は、次のように表されます。
イベント アクティビティ
➀――――→②――――→③――――→⑦―→|
4 | 3 最早開始時刻↑ ↓
ディレイション | | ⑧
↓ | ↑
④――――→⑤――――→⑥―→|
選択肢1. アクティビティは、作業活動、材料入手など時間を必要とする諸活動を示す。
〇 正解です。
アクテイビティは矢印で表しています。作業・材料・見積などの活動です。
選択肢2. イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなくても、後続作業は開始できる。
× 誤りです。
イベントは、図の➀、②で表しているもので、作業終了となればそのイベントはすぐに作業が開始できます。逆にイベントまでの作業が終えていなければ、そのイベントからの作業は開始できません。
工程表では、作業開始ができる状態であれば、すぐに始めないと、工程の遅れになりますし、他作業の開始に影響します。
したがって、先行作業が全て完了していないと、次のアクティビティに移れず、後続作業は開始できません。
選択肢3. アクティビティが最も早く開始できる時刻を、最早開始時刻という。
〇 正解です。
図に最早開始時刻と記載していますが、イベントが終了時点にあれば、そのイベントは、最早開始時刻にあります。
選択肢4. デュレイションは、作業や工事に要する時間のことであり矢線の下に書く。
〇 正解です。
デュレイションは、所要時間で、アクティビティにかかる時間を表します。図では、例えば、➀→②の矢印の下に 4 とありますが、所要時間(デュレイション)が 4 かかる(時間・日など)ということになります。
まとめ
<参考>
ネットワークの用語を紹介します。選択肢の用語は除きます。
ダミー、最早完了時間、パス、クリティカルパス、フロート、トータルフロート、フリーフロートなどです。
ネットワーク工程表を覚えれば、身に付く用語ですし、用語から意味が予想できます。また、意味から用語も予想できます。