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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和元年度(2019年)後期 2 問26

問題

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鉛蓄電池に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1 .
放電により、水素ガスが発生する。
   2 .
電解液には、希硫酸を用いる。
   3 .
単電池の公称電圧は、2V である。
   4 .
蓄電池の容量の単位は、A・h である。
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 2 問26 )
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この過去問の解説 (3件)

24
電気設備において、鉛電池は「非常用蓄電池」として多用されています。


この電池が「鉛電池」と呼ばれるのは、電極に鉛を用いているためであり、電解液には希硫酸を使います。

単電池(1セル)あたり2Vなので、鉛電池の規格は2Vの倍数となります。(12Vであれば6セル、24Vであれば12セル)

容量単位はA・h(アンペアアワー)で、取り出したい電流の大きさと放電可能時間の積で表します。

ですから 2、3、4 はどれも正しいです。


一方、鉛電池は化学反応上、水素ガスと酸素ガスを発生しますが、これは“充電時”です。
よって、”放電により” と述べている 1 が不適当なものとなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
9
鉛蓄電池では、充電中に水素ガスが発生します。よって1番の「放電中」は不適当です。

電解液は希硫酸の為、2番は適当です。

公称電圧は、2Vの為、3番は適当です。

蓄電池容量の単位は、電流x時間のA・h です。よって4番は適当です。

3

鉛蓄電池に関しての問題です。

選択肢1. 放電により、水素ガスが発生する。

× 不適当です。

鉛蓄電池は、正極に二酸化鉛(PbO2)、負極に鉛(Pb)、電解液に希硫酸(H2SO4)を使っています。放電すると、電気エネルギーが放出し、正極負極がともに化学反応で二酸化鉛(PbO2)に変化します。

充電すると、電気エネルギーが化学エネルギーとなり、元の正極と負極に戻ります。

制御弁式鉛蓄電池は、密閉構造で、充電中に正極から発生する酸素ガスを、負極活物質と反応させて、負極を完全充電状態にしないことで、水素ガスの発生を抑制します。これによって、水の電気分解による水分減少を抑制して密閉構造を維持します。

したがって、「放電により、水素ガスが発生する」は誤りです

選択肢2. 電解液には、希硫酸を用いる。

〇 正しいです。

電解液は、希硫酸(H2SO4)を使います。

選択肢3. 単電池の公称電圧は、2V である。

〇 正しいです。

鉛蓄電池の起電力は、1セル当たり、 2 [V]です。

対して、アルカリ蓄電池は、公称電圧が、1.2 ~ 1.5 [V]が多いですが、リチウム・イオン電池の公称電圧は、3.6 [V]です。

選択肢4. 蓄電池の容量の単位は、A・h である。

〇 正しいです。

蓄電池の容量は、充電が充満の状態から端子電圧が終止電圧に下がるまでに、取り出すことができる電気量を表します。そのため、単位は、アンペア時 [A・h]を使用します。

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