FP2級の過去問 2018年9月 学科 問20

1.適切
医療保険は、病気やケガによる入院を保障する商品です。保障内容には、入院日数に応じて支払われる入院給付金、手術の種類の応じて支払われる手術給付金などが基本となっています。

2.適切
自分が死亡した場合の相続税の納税資金を確保するとか葬儀代を準備したいなどのリスクを考慮した場合、死亡後に死亡保険金が支払われる終身保険が適しています。

3.適切
こども保険（学資保険）は教育資金を調達するには適している保険です。保険契約者が死亡した場合、それ以後の保険料払い込みが免除され、祝金などを受け取ることができます。

4.不適切
収入保障保険とは、契約者がなくなった時の死亡保険金が月々定額で支払われる死亡保障のついた生命保険です。もしもの時に備えてその後残された家族のために加入しておくには効率性の高い保険といえます。よって、老後の生活資金を準備するという目的の場合は不適切となります。

よって、正解は4となります。

最も不適切なのは4です。

1)適切な内容です。
入院した場合の医療費負担を軽減するために、医療保険を勧めるのは適切です。

2)適切な内容です。
自身の死後に遺すお金として、終身保険を勧めるのは適切です。

3)適切な内容です。
生命保険で子どもの教育費に備えるには、学資保険をお勧めするのが適切です。

4)不適切な内容で正解肢です。
収入保障保険とは、自身が死亡した後に家族に遺す保険です。
設問によると、自身の老後資金対策で備えたいという事ですので、全く関係のない商品を勧めていることになります。
この場合だと、老後資金対策として個人年金保険が適切です。

４．が不適切です。

１．適切です。
病気や傷害で入院した場合の医療費負担が心配という相談のため、医療保険への加入は適切な提案になります。

２．適切です。
相続税の納税資金を確保したいという相談のため、終身保険や定期保険への加入は適切な提案になります。

３．適切です。
子どもの教育資金を準備したいという相談のため、こども保険（学資保険）への加入は適切な提案になります。

４．不適切です。
収入保障保険は、亡くなった方の遺族の生活資金などを一定期間補てんするものです。ご自身の老後の生活資金を準備したいという相談には不適切な提案になります。