正解は 3 です。
この問題は、今手元にある300万円が複利で運用したことによって3年後に元利合計でいくらになるか、を問う問題です。将来の貨幣価値を計算するのに使うこともできます。
金利には「単利」と「複利」があります。例えば300万円を年利2%で3年間運用した場合、
・ 単利 → 300万円 × 2% = 6万円(1年につき6万円の利息がつく)
6万円 × 3年 = 18万円
300万円 + 18万円 = 318万円
・ 複利 → 300万円 × 2% = 6万円
1年目の元利合計 = 300万円 + 6万円 = 306万円
306万円 × 2% = 61,200円
2年目の元利合計 = 306万円 + 61,200円 = 3,121,200円
3,121,200円 × 2% = 62,424円
3年目の元利合計 = 3,121,200円 + 62,424円 = 3,183,624円 となります。
この問題は「複利」で運用する場合を計算しますが、上記のような計算方法ではかなりの労力を要します。そこで、
今手元にある金額 × ( 1 + 年利率 )^経過年数
を使って計算することができます。
3,000,000円 × ( 1 + 0.02 )^3 = 3,183,624円
なお、この計算を係数を用いて計算する場合は「終価係数」が該当します。