問題
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保険業法上の保険募集において、保険募集人が保険契約の締結の媒介を行う場合、保険募集人が保険契約の申込みに対して承諾した時点で当該保険契約は有効に成立する。
1 .
適
2 .
不適
( FP3級試験 2021年5月 学科 問6 )
不適切です。
保険契約の申込みに対し、保険会社が認めることを「承諾」といい、保険会社が承諾した時点で、保険契約は有効に成立します。
保険会社が契約上の責任(保険金等の支払い)を開始する日を「責任開始日」といいます。
生命保険募集人が保険契約の媒介を行う場合、保険契約締結の代理権はありません。(保険契約の成立には保険会社の承諾が必要です。)
保険会社が承諾した場合の責任開始日は、
①申し込み
②告知または診査
③第1回保険料払い込み
のすべてが完了した日となります。
(責任開始日は、保険会社の承諾の日ではありません。)
保険募集において、契約が有効に成立してその保障が開始される日のことを「責任開始日」といいます。
責任開始日は、保険会社への「申込み」「告知・診査」「初回保険料払込み」の3つが完了した時となります。
よって、「保険募集人が保険契約の申し込みに対して承諾した時点で保険契約が有効に成立する」とした問題文の内容は、不適切です。
保険業法上の保険募集には、「媒介」「代理」の2種類があります。
媒介は、保険会社と契約者の媒介をするのみになるため、保険契約を成立するためには保険会社の承諾が必要となります。
代理とは、保険会社から保険募集人が契約を委託されているもので、保険募集人が承諾することで、契約が成立します。
よって、正解は「2」です。