問題
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
ワーク・ライフ・バランスの推進により期待される効果と、現状からみえる課題に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
<正解>4
[解説]
ライフ・ワーク・バランスに関する問題です。
内閣府発行の「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が参考になります。
1.適切な記述内容です。
ライフ・ワーク・バランスが推進されることによって、
個々人が家庭や地域での役割を担いながら働くことが可能となります。
また、少子化に伴う労働力不足をこれらの人々が補うことも期待されています。
よって、適切な記述内容です。
2.適切な記述内容です。
企業がワーク・ライフ・バランスを推進することよって、
企業も社会的責任を果たすことになり、
企業イメージの向上につながります。
また、ワーク・ライフ・バランスを推進する企業として、
人材の確保や定着率を高めることができると期待されています。
よって、適切な記述内容です。
3.適切な記述内容です。
個々人の様々な働き方の希望がある一方で、
1つの企業がそれらに対応することには限界があることから、
行政、地域及び企業が、
全ての働く人々が満足できる社会環境の整備に向けて、
継続的に改善していくことが必要とされています。
よって、適切な記述内容です。
4.不適切な記述内容です。
企業が正社員を減らすことは、
働く人々の生活の安定性を損なうことになるため、
企業は、働く人が自らのライフステージの変化に対応しながら
多様な働き方を選択できるように努力することが求められています。
よって、不適切な記述内容です。
5.適切な記述内容です。
ライフ・ワーク・バランスの推進に当たり、
企業や個人、社会で抱える課題を
自助努力だけで解決することは難しいため、
経済界、労働界、国・地方公共団体と協力し、
社会全体での課題として、取組を推進する必要があります。
よって、適切な記述内容です。
上記、1.から5.の選択肢のうち不適切な記述内容は4.となるため、
答えは、「4.」となります。