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技術士の過去問 平成28年度(2016年) 適性科目 問44

問題

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従来の大量生産、大量消費、大量廃棄の社会構造システムが、廃棄物処分場の枯渇不法投棄などの社会問題を引き起こし、環境への負荷を招いた反省から、天然資源の消費を抑制し環境への負荷の低い循環型社会への転換を目指し廃棄物・リサイクルに関する法律が整備されている。この廃棄物・リサイクルに関する法律についての次の( ア )~( エ )の記述について、正しいものは〇、誤っているものは×として、最も適切な組合せはどれか。

( ア )循環型社会への転換の基本的枠組みを定めたものが「循環型社会形成推進基本法」であり、さらに各製品等の特徴を踏まえ、容器包装、家電製品、食品、建設資材等に関して、循環型社会に資する法律が制定されている。
( イ )廃棄物の排出抑制、適正な循環的利用、適正処分を目指し、廃棄物の処理及び清掃に関する法律( 廃棄物処理法 )が制定されている。この法律では廃棄物を一般廃棄物と産業廃棄物に分け、産業廃棄物については排出する事業者が自らの責任において適正に処理しなければならないことが定められている。
( ウ )廃棄物の処理及び清掃に関する法律( 廃棄物処理法 )では、事業者はその排出する産業廃棄物を処分するに当たり、第三者に処理を委託する場合には、最終処分までの適正な処理が実施されるための必要な措置に努めることが求められ、排出時から最終処分までの一貫した把握・管理ができるよう産業廃棄物管理票( マニフェスト )制度が整備されている。
( エ )特定家庭用機器再商品化法( 家電リサイクル法 )では対象機器として、ユニット型エアコンディショナー、テレビ、電気冷蔵庫及び電気冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機が定められ、消費者は収集・再商品化に必要な費用を支払い適正な引き渡しを小売業者に行い、小売業者は引き取りを求められた対象機器を引き取る義務とそれらを指定引き取り場所に引き渡す義務が定められている。
   1 .
ア:〇  イ:〇  ウ:〇  エ:×
   2 .
ア:〇  イ:〇  ウ:×  エ:〇
   3 .
ア:〇  イ:×  ウ:〇  エ:〇
   4 .
ア:×  イ:〇  ウ:〇  エ:〇
   5 .
ア:〇  イ:〇  ウ:〇  エ:〇
( 技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 適性科目 問44 )
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この過去問の解説 (3件)

6
正解は5です。
廃棄物の処理・リサイクルに関する法律の正誤問題です。
各項目の内容は以下の通りです。

ア 正しいです。
基本的枠組みを定めたものが「循環型社会形成推進法」であり、
個別物品の特性に応じ、各リサイクル法が定められています。

イ 正しいです。
廃棄物処理法の第一条(目的)、第二条第二項、第四項(定義)、
第三条(事業者の責務)に記載されている通りです。

ウ 正しいです。
廃棄物処理法の第十二条第七項、第十二条の三に記載の通りです。

エ 正しいです。
家電リサイクル法での対象機器についての記載は、
施行令第一条に記載されている内容の通り正しく書かれています。
またその他も、家電リサイクル法第六条(事業者及び消費者の義務)、第九条(引取義務)、
第十条(引渡義務)の通りなので、適切な記述です。

したがって、ア:〇、イ:〇、ウ:〇、エ:〇 となるので、5が正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

<正解>5

[解説]

廃棄物・リサイクルに関する法律についての正誤の組み合わせの問題です。

アからエの記述内容の正否は以下のとおりとなります。

ア 正しい記述です。

循環型社会への転換の基本的枠組みを定めたものが

「循環型社会形成推進基本法」です。

その下で、個別の物品の特性に応じた規制として

容器包装リサイクル法、建設リサイクル法、

家電リサイクル法、食品リサイクル法

などの法律が定められています。

よって、正しい内容です。

イ 正しい記述です。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)第1条において、

「この法律は、廃棄物の排出を抑制し、

及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、

並びに生活環境を清潔にすることにより、

生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする。

とされています。

また、同法第2条第2項において、

「この法律において「一般廃棄物」とは、

産業廃棄物以外の廃棄物をいう。」

として、廃棄物を一般廃棄物と産業廃棄物に区分し、

同法第3条第1項において、

「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を

自らの責任において適正に処理しなければならない。」

としています。

よって、正しい記述です。

ウ 正しい記述です。

廃棄物処理法第12条第7項において、

「事業者は、前二項の規定によりその産業廃棄物の運搬又は処分を委託する場合には、

当該産業廃棄物の処理の状況に関する確認を行い、

当該産業廃棄物について発生から最終処分が終了するまでの

一連の処理の行程における処理が適正に行われるために

必要な措置を講ずるように努めなければならない。」

とされており、

同法第12条の3によって、

産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度が

整備されています。

よって、正しい記述です。

エ 正しい記述です。

特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)では、

対象機器として、

ユニット型エアコンディショナー、テレビ、

電気冷蔵庫及び電気冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機

の家電4品目が定められています。

また、消費者は、収集・再商品化に必要な費用を支払い、

適正な引き渡しを小売業者に行うこと、

小売業者は、引き取りを求められた対象機器を引き取る義務

とそれらを指定引き取り場所に引き渡す義務が定められています。

よって、正しい記述です。

これらを踏まえて、選択肢を検討すると以下のとおりとなります。

1 エが×となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

2 ウが×となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

3 イが×となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

4 アが×となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

5 アからエまでの全てが合致しているため、

適切な組み合わせとなります。

以上のことから、5が正解となります。

1
廃棄物・リサイクルに関する法律に関する問題です。
各選択肢の正誤について、正しい組み合わせを選択します。
それぞれの正誤は以下の通りです。

ア:〇
循環型社会形成推進基本法に関する内容であり、
正しい記述です。

イ:〇
廃棄物処理法第2条「定義」、第3条「事業者の責任」に記載されている内容であり、
正しい記述です。

ウ:〇
第12条の3「産業廃棄物管理票」に記載された内容であり、
正しい記述です。

エ:〇
家電リサイクル法に記載された内容であり、
家電リサイクル法で定められた家電四品目の正しい処理方法です。

よって、ア:〇、イ:〇、ウ:〇、エ:〇
となることから、5が正解です。

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