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技術士の過去問 令和元年度(2019年) 適性科目 問37

問題

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我が国で2017年以降、多数顕在化した品質不正問題(検査データの書き換え、不適切な検査等)に対する記述として、正しいものは○、誤っているものは×として、最も適切な組合せはどれか。

(ア)企業不祥事や品質不正問題の原因は、それぞれの会社の業態や風土が関係するので、他の企業には、参考にならない。
(イ)発覚した品質不正問題は、単発的に起きたものである。
(ウ)組織の風土には、トップのリーダーシップが強く関係する。
(エ)企業は、すでに企業倫理に関するさまざまな取組を行っている。そのため、今回のような品質不正問題は、個々の組織構成員の問題である。
(オ)近年顕在化した品質不正問題は、1つの部門内に閉じたものだけでなく、部門ごとの責任の不明瞭さや他部門への忖度といった事例も複数見受けられた。
   1 .
ア:×  イ:○  ウ:○  エ:×  オ:○
   2 .
ア:×  イ:×  ウ:×  エ:×  オ:×
   3 .
ア:×  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:○
   4 .
ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:○
   5 .
ア:×  イ:×  ウ:○  エ:×  オ:○
( 技術士 第一次試験 令和元年度(2019年) 適性科目 問37 )
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この過去問の解説 (3件)

6

企業の不祥事や品質不正についての問題とその対処法についても、技術士が身に付けておくべき資質ですので、よく問われます。事例文を一つずつ丁寧に読み解いていきましょう。

(ア)会社の業態や風土に特異的に関係する部分であっても、他の企業と共通する内容も多いため、問題を未然に防ぐための参考にすべきです。

(イ)単発的に起きたものももちろん存在しますが、単発的に起きたものへの対処を適切に行わなかったために、連続的に起きている問題も多々あります。

(ウ)もちろん100%ではありませんが、組織のトップのリーダーシップはその組織の風土を育む上で非常に大きなウエイトを占めることは確かです。

(エ)「さまざまな取組」を組織構成員が十分に理解せずに起こった問題だとしても、理解しない構成員と理解させる努力を怠った企業双方に責任があります。問題防止のための管理体制不備、ということも考えられます。

(オ)このような事例も多々見受けられますし、今後も発生する可能性は高いと考えられます。

以上、正解選択肢は5.となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

<正解>5

[解説]

品質不正問題に対する記述の正誤の組み合わせ問題です。

各選択肢の正誤は以下のとおりです。

(ア)誤った記述内容です。

企業不祥事や品質不正問題の原因として、

その会社の業態が関係する場合には、

その業態に属する他の企業にとって参考になることがあり、

また、その会社と風土が似ている他の企業にとっても参考になることがあります。

よって、誤った記述内容となります。

(イ)誤った記述内容です。

発覚した品質不正問題は、

同様の品質不正問題が多数存在している中で

その一部が発覚したものと考えられることもあるため、

単発的に起きたものと断定することはできないと考えられます。

よって、誤った記述内容となります。

(ウ)正しい記述内容です。

組織の風土は、その企業の歴史の中で形成されていくものですが、

その時々のトップのリーダーシップが強く関係していることが多いです。

よって、正しい記述内容となります。

(エ)誤った記述内容です。

企業が企業倫理に関する様々な取組みを行っていたとしても、

個々の組織構成員に企業倫理が十分に浸透してないことも考えられます。

この場合に、個々の組織構成員の問題としてとらえることは、

企業としての取組みが不十分になるおそれがあります。

よって、誤った記述内容となります。

(オ)正しい記述内容です。

部門ごとの権限や責任を適切に定めることによって、

相互牽制が働き、品質不正問題を防止することが可能となりますが、

部門ごとの責任が不明瞭であったり、暗黙のうちに他部門への忖度が行われたりすると

十分な牽制機能が働かず、品質不正が発生するおそれがあります。

よって、正しい記述内容となります。

 これらを踏まえて各選択肢を検討すると以下のとおりとなります。

1 イが〇となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

2 ウとオが×となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

3 イとエが〇となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

4 ア、イ、エが〇となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

5 アからオまでの全てが合致しているため、

適切な組み合わせとなります。

よって、正解は5となります。

2
ア 他の企業にも参考になるため×です。

イ 単発的に起きたものでない可能性が高いため×です。

ウ 〇

エ 企業倫理で様々な取り組みを行っていても、個々の構成員だけの問題でないことが多いため×です。

オ 〇

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