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保育士の過去問 平成24年(2012年) 保育原理 問117

問題

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次のある保育所での【事例】を読んで、【問】に答えなさい。

【事例】
Jちゃん(1歳児)は第一子である。父親は仕事が忙しく育児に参加することがほとんどない。母親には手助けしてくれる親族や友達もなく、他の保護者ともほとんど話をしない。最近は育児に疲れ、不安な様子がみられる。ある朝、登園した母親は保育室でT保育士に向かって思い詰めた表情で、「私はもう子育てに疲れました。本当は子どもなんて大嫌いなんです。」と言うと、激しく泣き出した。(問19)ちょうどその時、内線電話で、T保育士は事務室に来るようにと呼ばれた。(問20)

【問】
「保育所保育指針」に規定される保護者に対する支援に沿ったT保育士の対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
「お父さんに、もう少し育児を手伝ってもらったらどうですか。」と助言する。
   2 .
「お母さんは子育てに向いていないんですね。」と受容する。
   3 .
「どの母親も子どもが1歳の頃は大変で、がんばっているんですよ。」と説明する。
   4 .
「お母さんは、これまでとても努力してこられたのですね。」と支持する。
   5 .
「子どもが嫌いな人もいますよね。」と慰める。
( 保育士試験 平成24年(2012年) 保育原理 問117 )
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この過去問の解説 (3件)

21
正解は4です。

まずは、母親がひとりで頑張ってきたことをねぎらいます。そのうえで、内線電話で呼ばれたことを母親に話し、少し待ってもらいます。電話で事務室に呼ばれた理由を聞き、今は母親の話を聞くことを最優先にしたいことを他の職員に告げ協力をお願いします。そのうえで、母親の話をゆっくり聞き、今後どのようにしていったらよいのかを話し合います。母親とした話は、後から全職員に伝わるようにして、園としてどのような援助をしたらよいのかを話し合うことが大切です

付箋メモを残すことが出来ます。
13
保護者支援は保育所の重要な役割の1つとなっています。
近年は核家族化・子育てにおいて身近に相談できる相手がいない・またインターネット等の普及により情報が容易に手に入る世の中であり保護者は様々な悩みを抱えています。

保育所保育指針 第6章 保護者に対する支援では『子育て等に関する相談や助言に当たっては保護者の気持ちを受け止め相互の信頼関係を基本に保護者一人一人の自己決定を尊重すること』となっています。

この設問においては、まず母親の気持ちを受容し話を傾聴することが必要です。

上記の保育所保育指針に照らし合わせて考えると選択肢4が母親の気持ちを受容していることから適切な対応と言えますので選択肢4が正解となります。

他の選択肢は場面から見ても不適切な対応と言えます。

3
正解は4です。

1「お父さんに、もう少し育児を手伝ってもらったらどうですか。」と助言する前に、母親の子育てに対する不安な気持ちを受け止め、寄り添う言葉をかけることが大切です。

2 母親は「子どもが嫌いなんです」と言われていますが、それが本心とは限りません。母親は子育てに疲れを見せながらも、一人で頑張ろうとしています。そこに「子育てに向いていないのですね」は母親の思いに寄り添えている言葉ではないので、不適切です。

3 「どの母親も子どもが1歳の頃は大変で、がんばっているんですよ。」という言葉は、母親を追い込むことになります。避けた方が良いでしょう。

4 適切です。母親のこれまでの頑張りに寄り添い、励ます言葉をかけることが大切です。

5 「子どもが嫌いな人もいますよね。」という言葉は一見、母親の思いに共感しているように思えますが、母親の言葉の裏には別の思いが隠れていることも
あります。それを汲み取ることも大切です。

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