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保育士の過去問 平成28年(2016年)前期 保育原理 問14

問題

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次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Gちゃん(1歳11か月)の担当保育士は、排泄への対応について日々悩んでいる。今日も食事前のおむつ交換の時、大好きな自動車に乗っているGちゃんに、保育士が「Gちゃんおしっこ出たかな?見せてくれる?」とトイレに誘うと、Gちゃんはいつものように、「いやーだ!」とその自動車に乗ったまま保育士から離れていく。

【設問】
「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
集中して食事をすることができるように「この前みたいに、おしっこ出ちゃうよ。今しておこうよ」と言い、おむつを替える。
   2 .
「今は行きたくないの?」と言いながら、「この自動車でトイレの入り口まで行ってみようよ」と誘う。
   3 .
忙しい家庭の事情や保護者が何とか楽になるようにと考え、「いつもいやだって言ったら、ママが悲しいって言うよ。早く替えようよ」と声をかける。
   4 .
Gちゃんの排泄のリズムを表に付けて、トイレに誘う時間を決め、その時間通りにトイレに連れていく。
   5 .
みんなそろって食事ができるように「お友だちはみーんな、おむつ替えてるよ。Gちゃんも早く替えようよ」と声をかける。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成28年に出題された設問となります。 参考1   参考2
( 保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育原理 問14 )
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この過去問の解説 (3件)

7
正解は 2 です。

子どもが意欲的に生活できるように援助することが大切です。ここでは、Gちゃんのおむつを替えたくない気持ちに寄り添い、援助していく必要があります。


各選択肢については、以下の通りです。
1.集中して食事ができるようにすることは大切ですが、子どもの意思に関係なくおむつを無理に替えることは望ましくありません。
食事中におしっこが出て不快だと子どもが感じれば、次は自ら食事の前におむつを替えたりトイレに行ったりしたいと思うようになります。よって【×】

2.自転車にまだ乗っていたいGちゃんの気持ちを汲み取り、遊びを続けながら楽しい気持ちでトイレに向かえるように援助しています。【○】

3.保育所では、個々の発達の連続性を踏まえて援助するものであり、母親のために排泄の自立を頑張るものではありません。よって【×】

4.排泄のリズムを把握することは大切ですが、子どもの様子や活動の状況などを考慮してトイレに誘います。
日々異なることであり、決まった時間通りにトイレへ誘うことは適切ではありません。よって【×】

5.できればおむつを替えた状態でみんなと一緒に「いただきます」をしたいですが、何かあったときは個々の対応を優先します。
今おしっこをしたくなかったり、反対にトイレでおしっこをしたかったのにおむつに出てしまったのを先生に見られたくなかったりと、Gちゃんの気持ちに配慮する必要があります。よって【×】

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正解は2です。

Gちゃんの年齢では自我が芽生え保育者の思いに対して「いやいや」と反抗を示すこともあります。
この場合、保育者はGちゃんの思いに寄り添いながら、無理なくゆっくりと排泄に誘いかけていくことが大切です。

1 食事に集中することは大切ですが、嫌がるGちゃんを無理にトイレに連れて行く必要はありません。

2 Gちゃんの「行きたくない」「遊びたい」という思いに寄り添いながら誘いかけています。よって適切な対応と言えます。

3 この対応は子どもを主体とした対応ではなく保護者を主体とした対応になっています。保護者の思いに寄り添うことも大切ですが、この場合主体となるのは保護者ではなくGちゃんです。

4 排泄の時間を決め、リズムをつけていくことはトイレトレーニングをするうえで大切ですが、必ずしもその通りにする必要はありません。子どもの様子を見ながら進めていきます。

5 子どもを急かしたり、他の子どもと比べる言葉かけは子どもによっては不快な気持ちになってしまうことがあります。よって避けた方が良いでしょう。

-1
正解は2です。

1 保育士は子どもの気持ちを受け止めることが大切です。「集中して食事をするためにおむつを替える」のは保育士の一方的な考えであり、いやだというGちゃんの気持ちを受け止めていません。

2 「今は、行きたくないの」という問いかけでGちゃんの遊びたいという気持ちを受け止めています。大好きな自動車でトイレの入り口まで行こうという提案はGちゃん自らがトイレに行ってみようという動機づけになり、適切です。

3 保護者の気持ちを考えた提案ですが、Gちゃんの気持ちを受け止めていません。

4 排泄習慣は一人一人の状態に応じて自分でしようとする気持ちを尊重することが大切です。表の通りにトイレに連れて行くのはGちゃんの状態に応じているとはいえません。

5 乳幼児期は心身の発達の個人差が大きく、他の子どもと比べるのは適切ではありません。

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