ITパスポートの過去問 平成27年度 秋期 ストラテジ系 問21

選択肢をそれぞれ見ていきます。

「1」のBCPは、事業継続計画（Business continuity planning）の略であり、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画を指すため、不正解となります。
「3」のM&Aは、合併・買収（Mergers and Acquisitions）の略で、2つ以上の会社が一つになったり（合併）、会社が他の会社を買ったりすること（買収）を指すため、不正解となります。
「4」のMBOは、以下2つの用語の略称となります。どちらも問題文の説明とは合わないため、不正解となります。
①マネジメント・バイアウト（Management Buyout、経営陣による買収）
　会社経営陣が株主から自社株式を購入又は譲受けることで、オーナー経営者として独立することを指します。
②目標管理制度（Management by Objectives）(MBO)」
従業員個人またはグルーブごとに目標を設定し、それに対する達成度合いで評価を決める制度です。

よって、正解は「2」のCSRとなります。CSR（Corporate Social Responsibility）は、企業の社会的責任と訳され、企業は倫理的観点を持ち、社会貢献や環境保護など社会に貢献すべきとの考え方です。

CSR(Corporate Social Responsibility)とは、企業の社会的責任の意味です。
利益を追求するだけではなく、環境など社会的な責任も果たすことで企業価値の向上に繋げるという考えです。

1. 大震災など、大規模災害でも最低限の企業活動を維持することです。

2. 正解です。

3. 買収・合併の意味です。

4. 経営陣が株式の過半数を買い集めるオーナー経営として独立することです。

社会に対する貢献や地球環境の保護など企業の社会的責任を指すものが答えです。

1 . BCPは、Business Continuity Planのことで、事業継続性を高める行動計画を指します。

2 . CSRは、企業の社会的責任を意味しています。

3 . M&Aは、Mergers and Acquisitionsのことで、他企業を自社に吸収合併することです。

4 . MBOは、Management Buyoutのことで、オーナー経営者として独立することです。

以上から2が正解です。