ITパスポートの過去問 平成27年度 秋期 テクノロジ系 問74

正解：３

1 . OSはアップデートせず、購入時の状態のままで利用する。
　→スマートフォンのOSアップデートには様々なセキュリティ脆弱性対策が含まれているため、アップデートしないでの利用はセキュリティ対策上危険となります。
2 . 権限昇格などの改造を行い、機能を強化する。
　→権限昇格などの改造を行った場合、想定外の動作やセキュリティ脆弱性となるケースもあるため、不正改造は行ってはいけません。
3 . パスワードによる画面のロック機能を設定する。
　→正解です。他者に勝手に操作できないように画面ロックは有用な手段といえます。
4 . 有用と思うアプリケーションであれば、どのようなWebサイトからダウンロードしてもよい。
　→Webサイトの中には悪意を持ってマルウェアなどを配布しているサイトもあるため信頼できるサイト以外から不用意にダウンロードすることは危険です。

選択肢を一つずつ見ていきましょう。

１．OSをアップデートしないとセキュリティの脆弱性を修正したセキュリティパッチなどが更新されません。
よって、セキュリティの脆弱性を突かれてスマートフォンを不正利用される可能性が高まるため、誤りです。

２．スマートフォンをむやみに改造すると安全に動作しなくなることがあります。よって、誤りです。

３．パスワードによる画面のロック機能を使用することで、他人にスマートフォンを操作される可能性を減らせます。よって、正解です。

４．信頼されていないサイトからアプリケーションをダウンロードすると、ウイルスも一緒にダウンロードされる可能性があります。よって、誤りです。

正解は3です。

1：OSをアップデートせずに利用すると、不具合やセキュリティの脆弱性などの問題が解決されないままとなってしまうため、危険です。
随時アップデートが必要です。

2：ルート権限の取得、改造した場合、メーカーの保証外になります。
スマートフォンが正常に動作しなくなる可能性もあります。
安全な利用とはいえません。

3：パスワードを設定し、ロックをかけることで、他人にスマートフォンの中身を見られる可能性が少なくなります。
安全な利用のために有効な手段です。

4：有用なアプリであっても、信頼できる安全なWebサイトからダウンロードすべきです。
データを抜き取ったり、遠隔操作するウイルスなどに感染する恐れがあります。