経常利益とは、企業の経常的な経済活動から生じる利益のことです。
営業利益に財務活動など本業以外の損益を加えたものです。
設問の表では、営業外費用の下に経常利益の収支が入ることになります。
経常利益を求めるためには、営業利益そして売上総利益を求める必要があります。
売上総利益は次の式で求めることができます。
売上高-売上原価=売上総利益
売上高2000、売上原価1500とありますので、売上総利益は500(百万円)となります。
続いて次の式で営業利益を求めます。
営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費
売上総利益は500、販売費及び一般管理費は300ですので、営業利益は200(百万円)となります。
そして、経常利益を次の式で求めます。
経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用
営業利益が200、営業外収益が30、営業外費用が20ですので、200+30-20となり、210(百万)が営業利益となります。
損益計算書は、売上総利益、営業利益、経常利益がそれぞれどの場所に入るか覚えておきましょう。