ITパスポートの過去問 平成28年度 春期 マネジメント系 問50

システム開発のプロジェクトでは、a〜dの全ての工程で品質管理が必要となります。

a）システム要件定義
ユーザが意図した要件をシステム要件定義書に書き起こすことができているか確認が必要です。
b）システム設計
システム要件定義書の内容を設計書に書き起こすことができているか確認が必要です。
c）プログラミング
設計書の内容を正しくプログラミングされているか確認が必要です。
d）テスト
テストケースが正しく作成できているか、テストが正しく行われているかをテスト項目数やバグ摘出数で確認することが必要です。

以上より、全工程を含む選択肢「1」が正解になります。

各工程の意味は次の通りです。

・システム要件定義
システムエンジニアがクライアントと打ち合わせを行い、ヒアリングを元に要求を定義します。

・システム設計
要件定義に沿って、画面や帳票などのシステムを設計します。

・プログラミング
システム設計に従って、プログラマーがプログラミングを行います。

・テスト
テストケースを作成し、システムが設計書通りに動作するか確認を行います。

システム開発では、前工程が正しいことを前提に作業が進められます。

例えば、プログラミングの段階で、要件定義時にクライアントにきちんとヒアリングができていなかったことが発覚した場合、要件定義、システム設計と遡って開発をやり直す必要に迫られます。

そのため、すべての工程において、それぞれの作業が正確に行われているかどうか確認する品質管理が必要になってきます。

従って、正解は全工程を含む1になります。

システム開発のプロジェクトでは、すべての工程で品質管理が必要です。

aのシステム要件定義では、ユーザが意図した要件を要件定義書に起こせているかの確認が必要です。

bのシステム設計では、要件定義書の内容を設計書に起こせているかの確認が必要です。

cのプログラミングでは、設計書の内容を正しくコードに起こせているかの確認が必要です。

dのテストでは、テストが正しく行われているかをテスト項目数やバグ摘出数で確認します。

よって、すべての工程を含む１が正解です。