ITパスポートの過去問 平成31年度 春期 マネジメント系 問40

1 .受入れ後に不良が発見された場合には、契約にはなくても、該当の箇所だけでなく類似の不良箇所を調査して対策するよう指示する。

契約に明記しなければ、受入れ後は、不具合の対応を指示要求できません。


2 .海外ベンダの能力を生かすために、知的財産権の条項は契約に含めずプログラムを自由にコーディングさせる。

契約で明記しない限り、知的財産権は海外ベンダに帰属することになります。著作権を得たい場合には、契約条項に明記しなけらばなりません。


3 .開発着手後に、開発範囲、仕様、作業内容などの調達内容を文書で合意する。

予め、着手前に合意しなけらばなりません。


4 .契約時に、納品するドキュメントや開発中の仕様変更ルールなどを文書で合意する。

当然必要な事項です。

したがって、4が正解です。

選択肢を一つずつ見てきましょう。

１．受け入れ後に不良が見つかったときは、対応する必要はありません。
よって、誤りです。

２．著作権の関係上、知的財産権の条項は契約に含める必要があります。
よって、誤りです。

３．調達内容は開発着手前に合意する必要があります。
よって、誤りです。

４．契約時に納品物などを文書で合意する必要があります。
よって、正解です。

受け入れ後に不良が見つかったときは、対応する必要はありません。
よって、1は不正解となります。

著作権の関係上、知的財産権の条項は契約に必ず含めます。
よって、2は不正解となります。

調達内容は事前に合意する必要があります。
よって、3は不正解となります。

契約時に必要な納品物について合意する必要があります。
よって、4が正解です。